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1992 Fiscal Year Annual Research Report

果菜類の品質評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04454100
Research InstitutionTokyo University of Agriculture

Principal Investigator

早川 千吉郎  東京農業大学, 農学部, 教授 (60120135)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂口 栄一郎  東京農業大学, 農学部, 講師 (00147480)
梅田 重夫  東京農業大学, 農学部, 教授 (70081461)
Keywords非破壊品質評価 / メロン / 画像処理法 / 衝撃応答法 / 近赤外分光分析法
Research Abstract

メロンの品質を非破壊的に計測、評価するために、品質に関係すると思われる要因をとりあげ、各々の特性を実験的に明らかにした。実験に用いたメロンはアールスメロン(静岡県産)で、産地で目視によって等級「山」、「白」に分けたものを、さらに各々上位、下位に分け、等級上位のものからA,B,C,Dとしたものを用い、収穫後貯蔵し収穫直後から約10日経過後まで測定した。その結果、次のようなことが明らかとなった。
1.メロン表面の画像からネット交点の密度、交点間の距離、交点間のネット(パス数)を求めた。その結果、等級による差は認めらなかったが、ネット交点数とパス数は等級にかかわらず直線的関係にある。また等級下位のものはネット幅の大きいものが多かった。
2.メロンの表面色を色彩色差計で測定し、ハンター表色系L,a,bで表した。その結果、収穫後の経過日数が大きくなる程、bの値が大きくなり、黄化が進むこと、等級上位のものはbが大きく黄味が強かった。
3.メロンの果皮部、果肉部の硬度は経過日数とともに小さくなるが、等級による差はなかった。
4.メロンの表面を単振子で軽く打撃し、そのときの音を収録して音信号のパワースペクトルの最大値の周波数(ピーク周波数)を求めた所、日数の経過とともにピーク周波数は小さくなるが、等級による差は認められなかった。しかし、硬度との相関は大きかった。
5.果肉のブリックス糖度は等級上位のものがやや大きかった。
6.近赤外分光分析によって、ブリックス糖度と硬度の推定を行った。その結果、糖度では4波長を採用した場合、特に赤道部において相関係数O.841で推定できたが、硬度では相関係数がやや低く、推定精度は低かった。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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