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1993 Fiscal Year Annual Research Report

老化および疾患にともなう顎骨吸収に関する定量的研究

Research Project

Project/Area Number 04454481
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

長尾 正憲  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (60014213)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 二久  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (70095107)
関田 俊明  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90236092)
水口 俊介  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (30219688)
小林 賢一  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (00170316)
Keywords骨吸収 / 老化 / 放射線
Research Abstract

顎骨・歯槽骨の吸収は、局所的全身的な疾患により生じるが、さらに、加齢や補綴物の装着による歯、歯槽骨あるいは欠損部顎堤に対する局所的な刺激などが複雑に絡み合っている。そのため、歯科補綴学においては、補綴物の設計・予後にかかわる重要な問題となっている。そのため従来より、生化学的方法、組織学的方法、放射線学的方法などにより、骨吸収に関する研究が行なわれている。しかしそれらはin vitroでのモデル実験や顎骨骨梁の高さ・面積を測定するなどの主として形態学的、定性的研究であり、定量的研究はほとんど行なわれていない。そこで本研究は、すでに開発済みの骨ミネラル量計測システムを顎骨に応用し、骨吸収と義歯の装着という局所的要因との因果関係について検討し、高齢者に多い骨粗鬆症などの骨疾患と顎骨吸収の関係を解明し、本システムが骨粗鬆症などの骨疾患に対して、スクリーニング可能かどうかを評価することを目的とし計画された。
平成4年度には、X線画像処理システムの整備として、すでに開発済みの16ビット・パーソナルコンピュータ用のプログラムを32ビットワークステーション用に移植した。また32MBメモリー、および光磁気ディスクを増設した。さらに放射線科現有のCRシステムとイーサネットで接続することによりネットワークを形成した。これにより、CRから直接画像データを入力することができるようになり、また処理時間も大幅に短縮できるようになった。また平成4年度から5年度にかけて、ヒト乾燥下顎骨をエポキシ樹脂に包埋し、各部毎に切断し、骨ミラネル量の定量を行ない、X線至適エネルギーの検討とモデル実験を行なった。平成6年度は、下顎骨の骨ミラネル量分布図の作製と、骨粗鬆症患者に対する臨床応用および本システムの骨粗鬆症に対するスクリーニング能力を検討する予定である。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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