1992 Fiscal Year Annual Research Report
パーソナル・コンピュータを利用した外国人学習者の漢字力テスト(CAT)の開発
Project/Area Number |
04455003
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
加納 千恵子 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (90204594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深田 淳 名古屋大学, 言語文化部, 助教授 (30199161)
山元 啓史 筑波大学, 文芸・言語学系, 助手 (30241756)
小林 典子 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (00241753)
酒井 たか子 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (40215588)
西村 よしみ 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (40208228)
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Keywords | 漢字運用力 / 漢字力診断テスト / 学習者の特性 / CATプログラム |
Research Abstract |
(1)外国人学習者の漢字習得状況および漢字運用力を測定するためのテストとして、従来の漢字の読み書きテスト以外の評価項目を以下のように設けた。全12項目に関して「漢字力診断テスト」を作成、実施し、右のような漢字力グラフに表した。 (2)「漢字力診断テスト」の結果と学習者の特性との関係を分析し、テスト後に学習者に表示する診断プロフィールの案を作成した。 (3)次年度、マッキントッシュ用のCATプログラムを作成するための下準備として、データ形式、設問形式、データ処理の方法などを検討した。 本年度は、学習者の特性のうち、主に漢字圏、非漢字圏の別と、漢字プレースメントテスト(読み書きテスト)の結果を中心に分折した。学習者の漢字学習法、学習上の困難点、好みなどについてのアンケート調査も行ったが、まだ被調査者の数が十分でなく、分折には至っていない。CATプログラムを作成する際のデータ形式、設問形式については、12種類の問題のうち、漢字の読みを問うもの((1)(2)(3))と書きを問うもの((8)(9))、送りがなを問うもの((2))以外は、3肢選択もしくは4肢選択、5肢選択の形式に統一したので問題はないが、読み書きと送りがなの問題の形式をどう扱うかは、今後の課題である。
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