• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1993 Fiscal Year Annual Research Report

空気輸送エキスパートシステムの構築

Research Project

Project/Area Number 04555044
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

辻 裕  大阪大学, 工学部, 教授 (10029233)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川口 寿裕  大阪大学, 工学部, 助手 (80234045)
田中 敏嗣  大阪大学, 工学部, 助手 (90171777)
吉岡 宗之  大阪大学, 工学部, 助教授 (10029267)
Keywords空気輸送 / エキスパートシステム / 圧力損失
Research Abstract

最終年度は空気輸送の種々の条件が与えられた場合について、管路に沿って運動方程式を数値積分することによって流れ方向における圧力損失、粒子速度を求める数値計算プログラムの作成に重点が置かれた。特にプログラム内容を知らなくても使えるように対話形式でデータの入力されるようにプログラムを作成した。粒子投入点から回収点までの距離が比較的短い管路気体の物性値の変化はわずかであるが、長くなると気体の圧力低下にともなう物性値の変化が無視できなくなる。本プログラムでは、気体の物性値の変化を無視する場合と考慮する場合に分けてプログラムを完成させた。粒子の大きさ、密度が与えられた場合、まず浮遊速度が計算される。ついで時間当たりの輸送量、粒子供給点での気体圧力、温度が入力されると最適な管径が提示される。JIS規格にある管を選定すると管路の構成に移る。すなわち水平部、鉛直部の長さやその組み合わせが入力される。曲管についても過去の経験によって最適な曲率がデフォルト値として与えられるが、任意の曲率を与えることも可能である。粒子投入点から回収点までの粒子速度、圧力損失は任意の地点で出力することが可能である。空気輸送の設計では、圧力損失を最小にする気体速度を予想するのが最も重要な部分であるが、本プログラムでは、気体速度は設定した範囲で自動的に変化し、最小の圧力損失を与える気体速度の決定が容易である。最後に結果が図示される。本プログラムは、試作段階であるので、曲がりの部分が2カ所だけのものである。しかし、より多くの曲がり部を有する複雑な管路に対しては本プログラムにそれらをつけ加えるだけであり、試験研究としては十分な機能を備えたプログラムと言える。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi