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1993 Fiscal Year Annual Research Report

作物の近交系統および生態型に特異的なDNAマーカライブラリーの構築

Research Project

Project/Area Number 04556002
Research InstitutionNational Institute of Genetics

Principal Investigator

平岡 洋一郎 (佐藤 洋一郎)  国立遺伝学研究所, 総合遺伝研究系, 助手 (20145113)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松浦 誠司  (株)トーホク, 主任研究員
大村 三男  農水省果樹試験場興津支場, 室長
森島 啓子  国立遺伝学研究所, 総合遺伝研究系, 教授 (70000247)
中村 郁郎  岩手生物工学研究センター, 主任研究員
KeywordsDNAマーカ / プライマー / 作物 / 生態型 / イネ / そ菜 / 果樹
Research Abstract

平成5年度は、前年度の継続として、各研究者がそれぞれの分担課題で近交系統または生態型に固有のDNAマーカを探索した。
稲では、野生稲系統の中に栽培型のインディカとジャポニカに相当する変異があり、それぞれを代表するDNAマーカが発見された。栽培稲では、昨年度までに見出されたマーカに加え、配列をまったくランダムにデザインしたランダムプライマーによって産生されるマーカになかからもインディカとジャポニカを区別するものが5つ見出された。インディカとジャポニカは、このように、同じ種に属する生態型との認識を改める必要がありそうである。
果樹ではかんきつを中心に生態型判別のマーカ探索の作業が継続された。かんきつ類は種の概念が研究者によって大きく異なり、人によっては変種程度の違いを種に認定するなどの不統一がある。そのためマーカの選択にあたっては、様々な分化レベルでの識別を可能にするマーカの選抜が重要であることが示唆された。蔬菜では、キュウリとだいこんを中心にマーカ探索が行われた。前年に引き続き、いくつかのマーカが選抜されたが、確実な判別にはなお複数のマーカを追加する必要がある。また、蔬菜の場合近交系とともに雌雄性の判定が極めて重要なため、幼苗段階で雌雄を判定するためのマーカ探索の作業も継続されている。
有効なマーカを作り出すためのプライマーの配列のデザインも継続された。本年度も、アミノ酸配列、GC含量、遺伝子の特定部分の配列などを参考にいくつかの提案を行ったが、それらの有効性については現在検討中である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Chen,W.B.et at.: "indica-japonica differentiation of Chinese traditional rice cultivars." Japanese Journal of Genetics. (印刷中).

  • [Publications] 佐藤洋一郎: "「遺伝学からみた稲の起源と稲作文化の受容」『日本文化の起源』(佐々木・森島編)" 講談社, (1993)

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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