1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04610088
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Research Institution | National Center for University Entrance Examination |
Principal Investigator |
石塚 智一 大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (00168238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 昭司 明治大学, 文学部, 助教授 (90197707)
豊田 秀樹 大学入試センター, 研究開発部, 助手 (60217578)
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Keywords | 共分散構造分析 / 識別条件 / 同時方程式モデル / 一般化最小2乗 / RAM / 確認的因子分析 / 簡便推定 / 漸近分散 |
Research Abstract |
本研究では,社会科学的なアプローチをする際の,理論と応用の乖離を狭めることを主たる目的とし,以下の研究を行なった。 1.共分散構造モデルの下位モデルである同時方程式モデルに関して,1つの識別条件を提案した。この識別条件は,従来提案されている,逐次条件,階数条件,次数条件などと比較して,より柔軟な判断を可能にするものである。 2.同時方程式モデルの1つの一般化最小2乗推定量を提案した。この推定量は,繰返し計算を必要とせず,固定母数や制約母数の推定も可能である。更に推定量の漸近分散を求めることも可能である。 3.確認的因子分析モデルの1つの一般化最小2乗推定量を提案した。この推定量は,繰返し計算を必要とせず,固定母数や制約母数の推定も可能である。調査データを用いて,最尤推定値と従来の一般化最小2乗推定値との比較を行なった結果,この推定量は良い成績をおさめている。 共分散構造分析は,正しく応用されれば非常に強力な手法である。以上の研究を基礎にして,その普及が図られ,一般の応用研究者が利用し易い明確な限界を示す事が急務であろう。
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