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1994 Fiscal Year Annual Research Report

落葉広葉樹林の資源量推定方法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04660162
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

小見山 章  岐阜大学, 農学部, 助教授 (60135184)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 二宮 生夫  愛媛大学, 農学部, 助教授 (80172732)
肥後 睦輝  岐阜大学, 農学部, 助手 (80198994)
藤原 三夫  岐阜大学, 農学部, 助教授 (20144347)
Keywords落葉広葉樹 / 資源量 / 樹形 / 生活史 / 成長パターン
Research Abstract

本研究では、落葉広葉樹の樹形を、長さと重さの次元で、細大もらさず測定することを試みた。これによって、落葉広葉樹林の資源量を適正に推定するための相対成長関係が得られたうえに、多種が混交する森林で、それぞれの樹種が樹形を変えて、独特の生活を行っている様子を解析することができた。
前回は岐阜県荘川村六厩にある落葉広葉樹林で、12樹種34本の樹木について今回と同様のデータをとった(平成4年度科研報告書)。今回は岐阜県萩原町にある岐阜大学農学部附属演習林で、1992年7月24日〜7月30日および,1993年7月20日〜7月25日の期間に、6樹種31本の落葉広葉樹の伐倒調査を行った。また、1994年5月から調査地の林分構造に関する調査を行い、10月22日に岐阜大学で研究成果の検討会を催した。
得られたデータと研究の成果を、すべて報告書(別冊)にまとめて一次資料として公表した。今回決定した落葉広葉樹の相対成長関係を、前回に岐阜県荘川村で得た相対成長関係と比較した。これらの二林分は互いに樹種組成と林分構造が比較的似ているが、相対成長関係の互換性を調べたところ、バイオマス推定時に相対誤差が16〜19%生じることがわかった。また、落葉広葉樹の樹冠の形状を、さまざまの測定項目を使って表して樹種間で比較したところ、同一林分の中でも、陽性樹種(とくにウダイカンバ)と耐陰性樹種の間で明確な違いが認められた。このような樹形の違いが、落葉広葉樹林の内部での樹種間競争の結果に強く関係していることがわかった。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 小見山,章ほか: "落葉広葉樹の生活史と樹冠形について" 日本林学会誌. (発表予定).

  • [Publications] 二宮 生夫ほか: "落葉広葉樹林に関する相対成長関係" 日本林学会誌. (発表予定).

  • [Publications] 小見山,章ほか: "落葉広葉樹の樹形と成長パターン" 日本林学会誌. (発表予定).

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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