• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1994 Fiscal Year Annual Research Report

看護教育機関への男子学生の受け入れと男子高校生の看護志向に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04671449
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

波多野 梗子  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60238011)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎藤 やよい  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (40242200)
小野寺 杜紀  埼玉県立衛生短期大学, 教授 (40070700)
Keywords看護士 / 看護婦 / 高校生 / 看護職志向 / 職業選択
Research Abstract

本年度は、女子高校生に比較してなぜ看護職を選択する男子高校生が少ないのかを明らかにするために、全国の公立高校9校の3年生、各校男女同数、各604名、計1208名に対して、(1)看護職に対する関心、(2)職業選択の条件、(3)看護職についての情報源、(4)看護職についての知識、(5)看護職に対するイメージ、(6)看護と性、看護士についての信念等の内容を含む調査表により質問紙調査を行い、男子高校生と女子高校生の比較を行った。その結果、以下のような知見をえた。
1看護婦または看護士になりたいと思ったことのあるものは、女子が34%あるのに対し、男子では2%にすぎない。また看護婦・看護士に関心のある者は女子では57.5%、男子では17.5%である。
2現在の高校生の職業選択の条件は男女でかなり異なっており、「収入が多い」「将来性がある」「時間にゆとりがある」は有意に男子が多く、「性格にあっている」「社会・人の役に立つ」「安定している」は女子に有意に多くなっている。こうした職業選択の条件の違いが男子が看護職を選ばない理由の一つと考えられる。
3看護についての情報源の男女の違いは「看護婦・看護士をみていて」、「家族」、「知人の看護婦・看護士」がいずれも女子に有意に多くなっている。看護婦が昔から女子の憧れの職業であり、女子高校生の周囲に大勢の看護婦のモデルがいるのに反して、男子ではまだ看護士が少ない事がこうした結果に現れているのであろう。
4看護・看護婦・看護士についての知識(15項目)は、全体としては平均点に有意差は見られなかったが、項目ごとには7項目で男子の方が有意に正答率が高い。このことは男子高校生が決して看護職のことを知らなくて職業として選ばないのではない事を示していると考えられる。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi