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1993 Fiscal Year Annual Research Report

中高年者の体力とADLに及ぼす身体活動の効果についての研究

Research Project

Project/Area Number 04680135
Research InstitutionNational Institute of Fitness & Sports

Principal Investigator

谷口 幸一  鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (20141161)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 園田 順一  鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (40041404)
赤嶺 卓哉  鹿屋体育大学, 体育学部, 助教授 (70175785)
Keywords高年者 / 生活自立能力の評価 / 高年者用体力テスト
Research Abstract

本研究では、地域住民の一定のサンプルを調査対象として、中高年者(約500名)の身体活動の実態と保健行動の実態を2年間にわたり継続的に調査した。
また同一の対象者群に対して、日常の生活自立に必要な身体的活動能力(生活体力)を測定できる高年者用の機能的体力テスト(5種類の検査項目から成る)を実施した。
その結果、以下のようなことが明らかとなった。
1) ADL(日常生活動作能力)と体力テストの各項目は、正の対応関係が認められた。即ち、ADL能力のレベルが低下しているほど体力テストの評価値も低レベルにあった。
2) 各体力テストの評価値は、同じ対象者群に実施した高年者用知的評価尺度の結果と正の高い対応関係にあることが認められた。特に調整力をみる「ジユース缶置き換え作業」や全身の動的バランスと敏捷性をみる「バランス歩行」の体力評価値は、知的レベルと高い相関関係がみとめられた。
高年者の日々の身体活動(特に運動習慣度)は、生活体力と明白な対応関係を示さなかった。
以上の研究成果を踏まえて、生活体力評価とADL能力を対応させた高年者用の体力テストの標準化が可能となった。本テストの完成により生活自立能力の評価の客観化が一歩、前進した。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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