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1992 Fiscal Year Annual Research Report

ニワトリ腎臓プロラクチンレセプターの電解質代謝調節における機能の解析

Research Project

Project/Area Number 04680187
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

田中 実  三重大学, 医学部, 助教授 (90024736)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 細川 好孝  三重大学, 医学部, 助手 (60229193)
宇城 啓至  三重大学, 医学部, 講師 (10151854)
中島 邦夫  三重大学, 医学部, 教授 (40022800)
Keywordsニワトリプロラクチンレセプター / cDNAクローニング
Research Abstract

1.ニワトリ腎臓プロラクチンレセプター(cPRLR)cDNAのクローニングと構造解析
ニワトリ腎臓cDNAライブラリーのスクリーニング及びPCRによるcDNA5'末端増幅法を用いてcPRLRcDNAをクローニングし全ヌクレオチド配列を決定した。ヌクレオチド配列から解読されたcPRLRのアミノ酸配列には細胞外領域に約200アミノ酸の類似配列が繰り返し存在し、各繰り返し配列にはPRLRの細胞外領域の特徴であるWSXWSモチーフと2組のシステインが対応する位置に認められた。すなわちcPRLRはプロラクチン結合部が2回繰り返した二段アンテナ構造を有することが明らかになった。
2.産卵中のニワトリの各組織におけるPRLRmRNAの発現の解析
産卵中のニワトリの腎臓、肝臓、脳、小腸、卵巣、卵管、そのうにおけるPRLRmRNAの発現量をReverse Transcription‐Polymerase Chain Reaction(RT‐PCR)法により分析した。二段アンテナ構造を有するPRLRは上記のすべての組織で発現が認められ、特に腎臓、肝臓、小腸で多くはつげんしていた。これは栄養物、電解質、水分の吸収代謝調節へのプロラクチンの関与を反映していると考えられる
3.人工変異体PRLRcDNAの作成
本来の二段アンテナ構造のcPRLRcDNA及びいずれか一方のアンテナのみを有する変異体cPRLRcDNAを作成し、それぞれを動物細胞発現ベクターpRC/CMVに組み込んだプラズミドを構築した。今後これらのプラズミドを動物培養細胞に導入して発現させ、プロラクチンとレセプターとの結合様式、細胞内へのシグナル伝達機構の解析を行なう予定である。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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