1992 Fiscal Year Annual Research Report
歯科用電子カルテに必要なユーザーインタフェースに関する研究
Project/Area Number |
04807151
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
玉川 裕夫 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (50127255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 英樹 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員
岩倉 功子 大阪大学, 歯学部, 助手 (60168549)
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Keywords | 歯科用電子カルテ / ユーザインタフェース / ファイル分散型データベース / 病名入力 / 部位入力 / 医療用データベース |
Research Abstract |
本研究では、電子カルテを構成するプログラムのうち、病名・部位登録機能に関するユーザーインタフェースを開発した。 ユーザーインタフェースを統一するため、1)主としてマウスとファンクションキーで作業を進めること、2)一度に画面表示させる情報を少なくし、操作法などは専用ボタンを押して表示させること、3)自分がプログラムのどこにいて、どんな作業をしているか明示する部分を表示させること、を基本仕様とした。 プログラムはアップル社のマッキントッシュ上で作成し、画面上に配列されたボタンを押して、あらかじめ準備されている病名や部位情報を入力できようにした。入力されたデータはテキストファイルとして保存でき、RS-232Cケーブルを介してUNIXワークステーション(WS)に送ったり、WSからマッキントッシュに送り返したりが可能となった。また、日本電気の98シリーズ用で、当研究室ですでに開発済みの歯科検診用プログラムに手を加え、WS上のデータを共有できるよう改良し、異機種間でのデータ共有が可能なことを確認した。 プログラム開発過程で、1)プログラムはパーソナルコンピュータで持ち、データはWSに保存しておくこと、2)上記の各機能毎にファイルを分散させてデータベースを構築し、それらを患者IDをキーとして関係付けること、3)WSのデータファイルにパスワードを設定しアクセスの制限を行なうことが、事故やプライバシー保護の対策として有効かつ簡便であることがあきらかとなった。 今後は、伝送経路をイーサネットにして、ファイル転送の速度を上げ、現症入力や処置名入力を開発していく予定である。
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