1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05044020
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
友田 泰正 大阪大学, 人間科学部, 教授 (90087883)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
FINKELSTEIN ビー メリーランド大学, 教育政策国際研究センター, センター長
ALTBACH P.G. ニューヨーク州立大学, 比較教育センター, センター長
CUMMINGS W.K ニューヨーク州立大学, アジア研究プログラム, プログラム主任教授
岩槻 知也 大阪大学, 人間科学部, 助手 (60263191)
鍋島 祥郎 大阪市立大学, 同和問題研究室, 助教授 (40240832)
廿日出 里美 四国大学, 短期大学部, 講師 (40248323)
平澤 安政 大阪大学, 人間科学部, 助教授 (50243150)
伴 恒信 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70173119)
原田 彰 広島大学, 教育学部, 教授 (90066241)
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Keywords | 教育社会学 / 児童・生徒調査 / 道徳的社会化 / 価値意識 / 学校教育 / 多文化教育 / 日米比較研究 / フィールドワーク |
Research Abstract |
平成6年度は、前年度の充分な調査仮説の検討に基づいて、(1)米国の小学校におけるフィールドワーク、(2)外国人の児童・生徒が在籍する日本の小学校におけるフィールドワーク、(3)米国の小学生を対象とした日常生活と行動に関する質問紙調査、(4)米国の保育施設におけるフィールドワークを実施した。また6月には、米国側からウィリアム・カミングスが来日し、前年度の研究成果を踏まえた今後の方向性について、友田泰正を中心とする日本側の研究者と協議した。まず(1)では、日本側から平澤安政が渡米し、ワシントンD.C.に隣接する、メリ-ランド州プリンス・ジョージ群の小学校7校を訪問した。いずれの学校においても、多様な文化的背景をもつ子どもに対応するためのシステム構築に向けて、ユニークな取り組みが展開されている。(2)では、米国側からバ-バラ・フィンケルシュタインが来日し、「ニューカマ-」の外国人子弟が在籍する東京および大阪の小学校を訪問、校長や外国人児童担当の教員等に対するインタビューや日常の授業風景および日本語学級の実施状況等を観察・記録した。(3)では、6月に行った協議の内容を踏まえて、ニューヨーク州立大学バッファロ-校のウィリアム・カミングスらが、小学生2200名を対象とする『子どもの日常生活と行動に関するアンケート』を実施した。本調査では、主な質問内容を「学校生活」「友人関係」「家族」「自分自身」「日常生活」とし、それぞれについて詳細な質問項目を設定した。現在、集計の結果を分析中である。(4)では、日本側から廿日出里美が渡米し、ウィスコンシン州およびインディアナ州の保育施設を訪問、日常の授業風景の観察や教員に対するインタビュー等を行った。
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Research Products
(1 results)