1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05044032
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
福西 浩 東北大学, 理学部, 教授 (90099937)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DOOLITTLE J. ロッキード研究所, 研究員
LANZEROTTI L ATTベル研究所, 研究員
ROSENBERG T. メリーランド大学, 物理科学技術研究所, 教授
田口 真 東北大学, 理学部, 助手 (70236404)
小野 高幸 国立極地研究所, 資料系, 助教授 (10141996)
山岸 久雄 国立極地研究所, 研究系, 助教授 (20132714)
林 幹治 東京大学, 理学部, 助教授 (60011730)
荒木 徹 京都大学, 理学部, 教授 (50025433)
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Keywords | 南極観測 / 極冠域 / 地磁気 / 無人観測所(AGO) / オーロラ / 磁気圏 |
Research Abstract |
1993年6月9日から12日までイタリア・ローマにて南極無人観測所網会議(AGONET会議)が開催された。日本側からは福西 浩および荒木 徹が参加した。会議ではAGOで得られつつあるデータの利用形態について討議された。その結果、今後ローマにAGOデータベースを構築し、ネットワークを介してデータを各国の研究者に広く公開していく方針で進めていくことが採択された。 1993年11月から12月にかけて南極マクマ-ド基地において3台のAGO無人観測所の組立を行った。日本側が担当するサーチコイル磁力計は前もって8月に東北大学女川地磁気観測所においてキャリブレーションを行った。日本側からは田口 真が3台のサーチコイル磁力計をマクマ-ド基地に持ち込んで組立に参加した。マクマ-ド基地近郊の海氷上にAGO-1、AGO-3、AGO-4を設置し、順次観測器及びセンサーを接続し、発電器、各観測器、データ記録装置の機能及び観測器相互の干渉の有無を確認作業を行った。その後、93/94夏期にAGO-1及びAGO-4は観測地点へ輸送され設置された。AGO-3は来期に設置することとなった。したがって昨年設置されたAGO-2とあわせて、現在3台のAGOが南極大陸上の極冠域内で稼働している。 一方、92/93年にAGO-2によって得られたデータが一部利用できるようになり、1993年12月5日から12日まで福西 浩および高橋幸弘がアメリカ合衆国パロアルトのロッキード研究所において磁力計データを解析し、ロッキード研究所の研究者と今後の研究方針について打ち合わせを行った。
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Research Products
(2 results)