1993 Fiscal Year Annual Research Report
東南アジア及び太平洋地域温暖湿潤造山帯の水文・水資源特性の研究
Project/Area Number |
05044111
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
高橋 裕 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (20010572)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LAW Kong Foo マレーシア潅漑排水省, 長官
JOHAN Verboo ユネスコ, ROSTSEA, 主任研究員
MICHAEL Bone James Ckook大学, 教授
SOMKID Buape タイ工業省, 鉱物資源局, 局長
LE Van Sanh ベトナムIHP国内委員会, 事務局長
ALEJANDRINO エンジェル エー フィリピン水理研究センター, 所長
LIANG Ruiju Hohai大学, 教授
SOONTAK Lee Yeungnam大学, 教授
守田 優 芝浦工業大学, 工学部, 助教授 (70210177)
虫明 功臣 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50011060)
竹内 邦良 山梨大学, 工学部, 教授 (50016672)
椎貝 博美 筑波大学, 構造工学系, 教授 (20016322)
榧根 勇 筑波大学, 地球科学系, 教授 (10015539)
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Keywords | 河川カタログ / 水文データベース / 東南アジア |
Research Abstract |
東南アジアおよび東アジアにおける水文学の研究協力のため、その第1回の研究会議が1993年7月16日、横浜市ホテルパシフィコにおいて開催された。この会議はユネスコIHP-PhaseIVのなかでも重要視されているH-5-1プロジェクトの東南アジア太平洋地域の第1回運営委員会として行われたので、韓国,中国,ベトナム,フィリピン,タイ,マレーシア,インドネシア,オーストラリアの代表およびユネスコの本部および東南アジア太平洋地域事業所の代表も招かれた。 この会議において、この地域の水文学の基礎情報の交換とそれらの比較検討をまず行うことが定められ、そのためにそれぞれの国の河川カタログ(river catalogue)の収集編集と、水文学的データベース(hydrological database)の整備を取り上げることにした。これらについては、1993年1月のマニラにおけるユネスコ地域会議において原則として合意されており、横浜会議ではその具体的方法が論議された。その結果、日本側がまず吉野川についてカタログの実例を提示し、各国に送付し、各国でそれぞれ2〜3の河川カタログを作成することとなった。 次の研究協力会議以前に、各国はそれらカタログを交換して比較検討することとした。以後日本側では虫明、竹内両教授を中心に、河川情報センターなどの協力を得て、吉野川のカタログを完成、1994年3月に各国へ送付した。さらに、高橋、竹内は3月末、ジャカルタのユネスコ事務所へ赴き、次期会議および今後の協力方針を協議した。なお、その際、タイ,インドネシア,パプアニューギニアを訪ね、それぞれの国のIHP委員会委員と会合を持ち、今後の水文学の共同研究の進め方を協議した。
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