1994 Fiscal Year Annual Research Report
少子化時代における子どもの生活、文化、環境に関する日中間比較分析的研究
Project/Area Number |
05045006
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
田中 敏明 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (50036935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楊 麗珠 同上, 助教授
李 永連 同上, 助教授
魏 華忠 同上, 教授
朱 誠如 遼寧師範大学, 教授
納富 恵子 同上, 助教授 (60228301)
木船 憲幸 同上, 助教授 (90034602)
秦 政春 同上, 助教授 (20117047)
照屋 博行 同上, 助教授 (30036941)
川向 秀武 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90083211)
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Keywords | 日本、中国、韓国 / 保護者の実態 / 幼児の実態 / 小学生の実態 / 中学生の実態 / アンケート調査 / 相関分析 |
Research Abstract |
平成6年4月、中国側研究分担者4名を日本に招聘し、調査と分析の方法を検討した。その際、日本の幼稚園、保育所、小学校、中学校において、児童の実態等を観察調査した。 平成6年9月までに、日中両国ならびに研究協力を得ることができた韓国において、幼児と小学生の親の実態調査、および、日本両国の小学校5年生と中学校2年生の実態調査をアンケート調査の方法で行った。親に対する調査の内容は、幼児児童の生活や遊びの実態、子どもへの期待、親子の接触、問題行動しつけの方法育児不安、少子化、高齢化時代への対応等である。調査地域は日本では福岡県内、韓国のほぼ全土、中国は遼寧省と大連市でいずれも都市部と農村部を含み、各国とも調査人数は約千名である。また、小中学生を対象とする調査は、生活、遊び、勉強の実態、友達や教師との人間関係、価値観、将来の希望、不安等を含む内容で、調査の方法は親と対象とするものとほぼ同一である。ただし、韓国は含まない。 平成6年11月、研究代表者他2名を大連市に派遣し、収集された資料の分析方法について検討し、準相関分析や重回帰分析のプログラムを作成した。 平成6年11月〜平成7年2月にかけて、日中両国で資料分析を行い、まず、保護者を対象とする調査の集計と分析が完了した。そこで得られた3ヶ国の結果の背景要因を明らかにするため、準相関分析や重回帰分析を用いて分析した。その結果、各国の特色、共通点及びその背景について、多くの知見が得られた 平成7年3月、研究代表者他4名を大連市に派遣し、保護者対象の調査結果の解析について研究討議し、また、小中学生を対象にした調査結果の分析方法についてコンピュータープログラムを作成した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 田中敏明,他3名: "中国、韓国、日本の幼児を持つ親の意義とその背景" 日本保育学会第48回大会発表論文集. (発表予定). (1995)
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[Publications] 田中敏明,他3名: "中国、韓国、日本の幼児の生活実態とその背景" 日本保育学会第48回大会発表論文集. (発表予定). 831-836 (1995)