1994 Fiscal Year Annual Research Report
西ジャワおよび南九州における地域社会・生活・文化の比較研究
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05045019
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Research Institution | Kagoshima Prefectural College |
Principal Investigator |
岩切 成郎 鹿児島県立短期大学, 学長 (70041689)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ADC Surachma パジャジャラン大学, 準教授
ADJI Socrman パジャジャラン大学, 準教授
WIWI Winangs パジャジャラン大学, 準教授
SOCPARNA パジャジャラン大学, 教授
LUKITO Sukah パジャジャラン大学, 副学長
MAMAN Rukman パジャジャラン大学, 学長
斉藤 悦則 鹿児島県立短期大学, 助教授 (30149877)
岡本 紀子 鹿児島県立短期大学, 助教授 (30194400)
西村 貢 鹿児島県立短期大学, 教授 (00180646)
瀬戸口 照夫 鹿児島県立短期大学, 教授 (20106040)
細谷 章夫 鹿児島県立短期大学, 教授 (60123923)
橋口 晋作 鹿児島県立短期大学, 教授 (80106038)
小住 フミ子 鹿児島県立短期大学, 教授 (80071992)
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Keywords | インドネシア / 鹿児島 / 地域社会 / 文化 |
Research Abstract |
細谷は8月から9月にかけて1ケ月間、岩切・瀬戸口・岡本・斉藤は9月半ばに10日間、西村は10月に10日間、それぞれインドネシアにて現地実踏調査を行った。(西村を除く全員は、9月半ばにバンドン市のパジャジャラン大学で開かれたシンポジウムで合流した)。また、パジャジャラン大学の側からは文学部日本語学科準教授アジ・スルマナが5月に鹿児島を訪れ、南九州独自の文化にかんする調査を行った。 細谷は西ジャワ地方住民のイスラム教信仰とバリ島住民のヒンドゥー教信仰の比較をおこなうため、それぞれの地域の民間祭祀や宗教行事をつぶさに観察し、民衆の信仰心と美意識のつながりをかずかずの美術工芸において探った。 瀬戸口はスポーツ人類学の観点から西ジャワ州諸地域の伝統行事を現地において調査し、それぞれの故事来歴を地元の古老から聞き取った。岡本は西ジャワ独特の民族衣装の機能性を調査し、現代的な衣装が普及している一方で、なお伝統衣装が根強く残っていることの意味を探った。 岩切はこれまでの研究をさらに深めるべく、農村部に入って新たな資料の収集に努めた。斉藤はバンドン市通勤圏の集落(カンポン)に入って、いわゆる隣組長との面接調査をおこない、地方都市に勤労する住民の生活実態を調査した。 西村は体調不良のため9月の調査団に同行できなかったが、10月に単独でインドネシアに渡航し、工業都市として成長しつつある西ジャワ州バンドン市の各種企業を訪問し、調査と資料収集をおこなった。
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