1995 Fiscal Year Annual Research Report
我が国における請来系文物の基礎的資料の収集とその研究-古代中世の仏教美術を中心にして-
Project/Area Number |
05301010
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Research Institution | NARA NATIONAL MUSEUM |
Principal Investigator |
河原 由雄 奈良国立博物館, 学芸課, 学芸課長 (00000373)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西山 厚 奈良国立博物館, 学芸課, 主任研究官 (10167570)
井口 喜晴 奈良国立博物館, 学芸課, 考古室長 (80090372)
関根 俊一 奈良国立博物館, 学芸課, 普及室長 (80154649)
阪田 宗彦 奈良国立博物館, 学芸課, 工芸室長 (20000375)
梶谷 亮治 奈良国立博物館, 学芸課, 美術室長 (40152649)
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Keywords | 仏教美術 / 請来系文物 / 仏像 / 仏画 / 経典 / 鏡 |
Research Abstract |
当年度は、今まで収集した資料等の整理・データベース化に重点を置いた。収集資料の内容は彫刻・絵画・工芸・考古の各部門を通じて約5,000件の目録数になり、各部門ともに基礎的な資料は網羅できたと考えられる。その項目は指定別、文化財名称(複数名称も可とした)、員数、時代、紀年銘、その西暦、作者、品質形状、法量、所蔵者名、所在地、引用文献名、備考などである。特に今後の利用の便を考慮して参考文献をあげるのに留意した。各々はカード形式の台帳に整理している。なお、同時にパーソナルコンピュウ-タに情報を入力しており、館内であればLANを介して利用できるように考えている。 現今までに収集したデータが約5,000件の多数となったので、これを報告書として公刊することにした。こうした基礎的なデータが広く斯界の研究者に利用され、さらに研究が進むことを期待したい。 なお併せて、当総合研究(A)に関する調査結果は、平成8年4月27日から平成8年6月2日までの間開催する、当館の平成8年度春季特別展「東アジアの仏たち」の展観内容に反映させる予定である。当展観は当研究の結果新たに位置づけされた文化財や、幾らかの新資料を含み、全体で200件以上の文化財を出品するものであり、この研究の成果の一般への公開といえるものと考えている。
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Research Products
(1 results)