1994 Fiscal Year Annual Research Report
中学校幾何における論証指導の改善に関する実証的研究
Project/Area Number |
05301100
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
橋本 是浩 大阪教育大学, 助教授 (00030479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 康之 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30202815)
磯田 正美 筑波大学, 教育学系, 講師 (70212967)
能田 伸彦 筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
狭間 節子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40030382)
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Keywords | 図形の論証指導 / van Hieleの思考水準 / 空間図形 / 作図 |
Research Abstract |
今年度の研究実施計画にしたがって,1.昨年度行った実態調査の基礎データの分析,2.1で明らかになった問題点についての面接調査,3.1,2に基づいて論証指導(とくに,論証導入期の指導)の改善策の検討と策定,を行った。 基礎データの分析の結果から,例えば3年生についてみると,合同・相似の基本的な証明の問いには40〜60%の正答率に対して,「長方形は台形である」の問いには,18%の正答率である。それは生徒の多くが,条件推論によるのではなく,図のみによって判断し,論証での図形の持つ役割を正しく理解していないことによるものと考えられた。van Hieleによれば,多くの生徒はまだ論証の意味を理解できる思考の第3水準に到達していない。 私達の論証導入期の改善策として,論証することの必然性と図の役割の理解を生徒が得るよう,A.空間図形の利用 B.作図問題の採用を考えた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 飯島 康之: "数学的探究の記録としてのマルチメディア・ハイパーメディアソフトの可能性" 愛知教育大学教科教育センター研究報告. 19. 221-220 (1995)
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[Publications] 磯田 正美: "意味と手続きによる小単元構成" 明治図書、算数教育. No,466. 105-109 (1995)
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[Publications] 橋本 是浩: "阿部先生が遺されたもの" 数学教育研究. 23. 145-150 (1994)
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[Publications] 磯田 正美: "中学校数学科教育実践講座第5巻,空間と図形" ニチブン, 162-169 (1994)