Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陶山 芳彦 福岡大学, 理学部, 教授 (70028223)
満渕 俊樹 大阪大学, 教養部, 教授 (80116102)
坂根 由昌 大阪大学, 理学部, 助教授 (00089872)
板東 重稔 東北大学, 理学部, 助教授 (40165064)
砂田 利一 東北大学, 理学部, 教授 (20022741)
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Research Abstract |
本研究は,多様体の幾何学と関連する諸問題を,大域解析学の立場から総合的に研究し,最先端の研究の推進と数理科学の今後の新しい発展・問題提起に資することを目的として行われた.そのために,日本における代表的研究者を含む形で研究組織を作り,以下の研究集会を開催し,大学院生を含め関係する研究者間の共同研究の促進を図った. 1.第40回幾何学シンポジウム 「幾何学と大域解析学」をテーマに,平成5年7月12日〜7月23日にかけて東北大学理学部において「第40回幾何学シンポジウム」を「第1回日本数学会国際研究集会」と合同で開催した.本研究集会には,国内から265名、国外から45名の計310名が参加し,二つの会場を利用して86の講演・研究発表が行われた. この研究集会中の共同研究によって,例えばカテノイド型のエンドをもつ種数の高い新しい極小曲面の例が構成され(加藤,梅原,山田,ラスマンの共同研究),また調和写像の研究と非線形可積分系の研究に関して新しい多くの類似点が発見された(大仁田,後藤,ボルトン,ウッドワードの研究など).これらの研究成果は,研究集会後プロシーディングスにまとめられ,国内外の主要研究機関に無償配布された. 2.その他の研究集会 平成5年10月〜平成6年2月にかけて,京都大学数理解析研究所,福岡大学,蒲郡市蒲郡荘,東京工業大学,岡山大学,筑波大学,北海道大学において,短期共同研究のための研究集会を開催した.これらの研究集会において,巾零幾何学と解析,複素微分幾何学,力学系と微分幾何学,調和写像と極小曲面,リーマン幾何学の諸手法,等質空間と変分問題などをテーマに活発な共同研究が行われた.
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