1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05304011
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Research Institution | Research Institute for Bioresources, Okayama University |
Principal Investigator |
武田 和義 岡山大学, 資源生物科学研究所, 教授 (90003516)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 篤志 東京大学, 農学部, 教授 (60023470)
阿部 利徳 山形大学, 農学部, 助教授 (80202670)
鳥山 欽哉 東北大学, 農学部, 助教授 (20183882)
石川 隆二 弘前大学, 農学部, 助教授 (90202978)
森 宏一 北海道大学, 農学部, 助教授 (70166354)
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Keywords | イネ / 遺伝分析 / 分子マーカー / 量的形質 / 遺伝子組換 / 遺伝子導入 |
Research Abstract |
石川は水・陸稲の分化を解析し、森は非対称融合を利用して野生稲の遺伝分析を行った。その結果、水・陸稲を分ける遺伝特性と収量性の間に関連があることが明らかになり、また、野生稲O.rufipogonのいくつかの特性の遺伝子が明らかにされた。 谷坂、上島、加藤、吉村は出穂期、捍長、穂長、矮性、粒形、粒大などの農業形質の分析を行い、佐野、前川、鳥山、佐藤(茂)は交雑不稔性、配偶子形成および葯の大きさに関する遺伝分析を行った。これらは早晩性や収量性、耐冷性などの重要な農業形質の遺伝性に関する貴重な知見である。 北野は胚発生の遺伝制御、高野は嫌気的発芽にかかわる酵素、そして佐藤(光)は種子貯蔵タンパク質の遺伝変異を解析し、品質や発芽特性にかかわる基礎的な知見を得た。 内宮は遺伝子の大量クローン化を研究し、平井はオルガネラゲノムの変異を解析した。このような分子遺伝学的研究は今後ますます展開されていくであろう。 これらの成果については平成6年12月19、20日に斑会議を行って相互に検討し、研究の展開をはかった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Kato & K.Takeda: "Endogeneous absisic acid in developing grains on primary and--" Jpn J.Crop Sci.62. 636-637 (1993)
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[Publications] Sano Y.: "Is an ggg-killer present in rice?" Theol.Appl.Genet.86. 1038-1042 (1993)
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[Publications] Sato,S.A.Tamaki: "Genetic relation between an earliness gene Ef-1 and anter---" Japan J.Breed.44. 127-132 (1994)
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[Publications] Li,T.T.Takano: "Molecular cloning of rice lactate dehydrogenase cDNA" Japan.J.Breed.43. 129-133 (1993)
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[Publications] Uchimiya,H.M.Iwata: "Bialaphos treatment of transgenic rice plants a bar gene---" Bio/Technology. 11. 835-836 (1993)
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[Publications] Kanno,A & A.Hirai: "A transcription map of the chloroplast genome from rice---" Cur.Genet.23. 166-174 (1993)