1994 Fiscal Year Annual Research Report
経済行動における国際比較モデルの理論的・歴史的研究:ポスト冷戦の新基準
Project/Area Number |
05451106
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
飯田 経夫 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (70022449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北川 勝彦 四国学院大学, 教養部, 教授 (00234245)
園田 英弘 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (50027562)
柏岡 富英 国際日本文化研究センター, 研究部, 助教授 (40142591)
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Keywords | アメリカン・ウェイ・オブ・ライフ / モデル / 経済行動 |
Research Abstract |
平成6年度は、月一度程度の定期的研究会を開催し、おもに20世紀を代表する世界モデルであった「アメリカン・ウェイ・オブ・ライフ」の再検討を行った。(その成果については「研究発表」欄参照。)またこのモデルと表裏一体の関係にある「近代化論」の基礎文献(アイゼンシュタット、アプター、ドイッチ、ア-モンドなど)やウォラ-スタインをはじめとする「世界資本主義システム論」の諸文献を読み返し、「アメリカ的近代」のイメージを採った。なお、研究代表者の飯田と研究分担者の柏岡は、それぞれ別件で出張した東南アジアや欧州共同体で、両地域がめざしている新しい近代の諸側面についてインタビューや資料収集を行った。これらについては来年度の共同研究会で討論の素材とする予定である。 また平成7年度に国際日本文化研究センターで開催する国際研究集会(「市場経済への移行と市場経済の移行」、実行委員長、飯田経夫)に際しても、本研究の目的を部分的に反映させるべく、綿密な準備作業をすすめた。
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[Publications] 飯田経夫: "日本経済辛口診断" マネジメント. 10月-3月(連載). (1994-1995)
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[Publications] 飯田経夫: "資本主義という文化を考える-20世紀末の視点から" 国際交流. 65号. 2-9 (1994)
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[Publications] 柏岡富英: "あこがれの郊外と経済リベラリズム" 国際交流. 65号. 10-20 (1994)