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1993 Fiscal Year Annual Research Report

デジタル化映像ムービー活用の学習遅滞児用多目的教材開発の方略研究

Research Project

Project/Area Number 05451148
Research InstitutionNational Institute of Special Needs Education

Principal Investigator

成田 滋  国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 室長 (10172587)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前川 久男  筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (50165635)
棟方 哲弥  国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 研究員 (70229938)
Keywordsマルチメディア / 特殊教育 / 教材開発 / 映像
Research Abstract

平成5年度は、小学生の指導要領に準拠する映像情報として世界の出来事や地球環境、科学の進歩などに関する画像と音声情報を基本的な材料としてマルチメディアのシステムを構成した。そして研究者らが所属する研究部の汎用コンピュータを使い、具体的や抽象的概念を教えるために、視覚と聴覚刺激の選択的な出力や表示が可能なプロトタイプの実験教材を試作し、それらを研究協力校において部分的に試行した。具体的には、次のような知見が得られた。
1)試作教材開発のシステムは、画像の処理に必要なデジタル化のビデオボード、画像処理の圧縮・展開ソフトウェア、画像音声の処理を行なうCPUの性能に大きく左右されることが判明した。学校における教材開発上の動画と音声の製作環境は、学校予算で構築できることを前提とし、画像が320*240ドットの大きさ、音声は1秒当たり11キロのサンプリングレートが妥当であることが判明した。
2)地球環境、特に動物を取り巻く環境の変化に関する動画と音声を組み合わせたプロトタイプのマルチメディア実験教材を試作し、それらの研究協力校にて試行した結果、音声情報静止画よりも動画と音声の同時呈示が、状況や文脈の理解を促進することが判明した。
次年度の課題としては、特殊教育において実用化が待望されている複数の情報メディアを複合的に取り入れた学習教材が、複雑な発見学習や問題解決にいかにつなげ、彼らの学力をどう増進させるかについて考察することである。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 成田滋: "人とインターフェイスと障碍と" Macjapan. 4月号. 52-58 (1993)

  • [Publications] 成田滋・松尾安雄: "教材開発の新しい手法-手話学習法の試みから" 日本教育工学会第9回大会講演論文集. 496-497 (1993)

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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