1994 Fiscal Year Annual Research Report
学校数学における多様化に対応する指導と評価の開発研究
Project/Area Number |
05451150
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
能田 伸彦 筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 実 金沢大学, 教育学部, 助教授 (50241758)
杜 威 筑波大学, 教育学系, 助手 (30240683)
磯田 正美 筑波大学, 教育学系, 講師 (70212967)
清水 静海 筑波大学, 教育学系, 助教授 (20115661)
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Keywords | オープンな問題 / 指導と評価 / 個性化 / 日米共同研究 / 多様性 |
Research Abstract |
今年度は先行研究と教科書分析に基づいた試験研究を行った。 (1)研究計画と協議会を次のように開催した。 まず、先行研究の文献の整理を行う。 ア.申請者は、前年度の日米の問題解決に関する研究とそれに続く共同研究で、ベッカー教授との共同研究で日米に関する「オープンな問題」の収集を行い、この問題の分類と整理を行った。 イ.上記の問題を用いて授業を実施した。(6月と9月頃) 平成6年度までの研究成果 「問題の多様性と子どもの個性」との関係を分類・整理し、適切及び不適切な指導と評価との観点から分類を行い、以下の成果を得た。 ア.条件不足な問題や条件過剰な問題と子どもの個性との関係がありそうである。 イ.解決過程の多様な問題を解決過程を洗練する過程が必要である。 ウ.子供の学力に応じて抽象化したり、発展化したりする過程で適切な指導が必要である。 エ.上記の研究から、問題の特質を特定するとともに、指導の要因を子どもの性格との関連から抽出する必要である。
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[Publications] 能田伸彦: "Paradigm of Open-Approach' Method in the Math Classroom Activities" Southern Illinois University. 1. 342-356 (1987)
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[Publications] 能田伸彦: "A Study of Problem Solving with Cabri-Geometry in Secondary School Mathematics" PROCEEDINGS OF 14th PME. 14. 201-208 (1990)
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[Publications] 能田伸彦: "How to link affective and cognitive aspects in mathematics class-Comparison of two teaching" Proceedings of US-Japan Seminar on Computer Use in School Math.3. 187-208 (1992)
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[Publications] 能田伸彦: "Paradigm of the,open approach'method in mathematics teaching" Zentralblatt fur Didaktik der Mathematik,Jahrgang 23,. 23. 32-37 (1992)
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[Publications] 能田伸彦: "PROBLEM SOLVING USING "OPEN-ENDED PROBLEMS"IN MATHEMATICS TEACHING" University of Nottingham, 234 (1992)
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[Publications] 能田伸彦: "ACTUAL COMMUNICATION IN THE MATHEMATICAL CLASSROOM" LEA, 271 (1994)