1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05452067
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
神部 勉 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (60013679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 好 東京大学, 都立航空高専, 教授
梅木 誠 東京大学, 大学院理学系研究科, 助手 (40221808)
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Keywords | 衝撃波 / 渦輪 / 波と渦の相互作用 |
Research Abstract |
渦輪と衝撃波の相互作用の問題に関し、計算機シミュレーションを行うとともに、実験装置の製作とテストを行った。 ・計算機シミュレーションでは、前年度で得られた成果、すなわち相互作用によって高温、高圧、高密度の領域が局所的に発生する性質を応用する研究を行った。燃焼化学反応を起こす性質のある気体中で、渦輪と衝撃波を発生させるシミュレーションの結果、相互作用がなければ反応を起こさない場合でも、相互作用で高圧・高温領域が生ずると、自然に着火する反応がコンピュータ上で観察された。この種の問題では初めての成果であり、今後の応用が考えられる。 ・今年度は無隔膜衝撃波管を設計、発注し、画像処理のためのスキャナーおよびメモリーの設置を行い、今後の実験およびデータ処理のための設備の充実をはかった。 ・本研究の成果は、衝撃波シンポジウム、第44回応力連合講演会、京大数理解析研究所で講演発表を行った。これまでの研究成果をもとに、来年度(1995年9月)に国際ワークショップを開催する計画を立て、本年度案内状を国内外に発送し、すでに反響が得られ、当該分野での今後の国際的発展が期待できる。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] T.Kambe and F.Takayama: "Compressible vortex ring and interaction with shock waves" Comp.Fluid Dyn.(Les Houches Summer School). (1994)
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[Publications] T.Kambe: "Wave generation by vorticity dynamics" Proc.of 6th Asian Cong.Fl.Mech.(1995)
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[Publications] 神部勉、高山文雄、滝史郎、桜井明: "衝撃波と渦の相互干渉による自然着火" 第44回応用力学連合講演会講演予稿集. 319-320 (1994)