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1993 Fiscal Year Annual Research Report

地下空間火災のシミュレーションに関する研究

Research Project

Project/Area Number 05452319
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

内野 健一  九州大学, 工学部, 教授 (00037904)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 一ノ瀬 政友  九州大学, 工学部, 助手 (50038006)
井上 雅弘  九州大学, 工学部, 助教授 (40151625)
Keywords地下空間 / 火災 / 消化と退避 / 数値シミュレーション / 模型実験 / 相似性
Research Abstract

本年度に主に実施した項目と研究成果を要約すれば以下のようである。
1.模型燃焼ダクトによる火災実験
本研究の基礎となる従来から行ってきた燃焼実験結果の再確認と留意事項の抽出検討のため、ほぼ同じ手法を用いて模型燃焼ダクト内で燃料材焼として紙を燃焼させた。紙面の都合上この記述は省略するが、ほぼ既燃焼実験と同様な結果が得られた(平成3年度科研費報告書;内野健一・試験B(2)02555133)。
2.地下空間(限られた空間)における火災現象のシミュレーションプログラムの開発
乱流や浮力を考慮できる非定常3次元流体解析用プログラムを開発した。このプログラムによる限られた空間内の空気の流れの数値解析例を、抗道堀進先の風管通気をモデルとして示すと、(1)風管が抗道の天井に密着している場合、吹出す噴流は典型的な壁面噴流となり、切羽面からの戻りの流れの影響を受けにくく、両者の流れの間にかなり明確な境界が認められる。(2)抗道の断面形状の違いによよりり風の流速分布に顕著な違いが認められる。(3)抗道の幾何学的条件が同一であれば、吹出す噴流の流速によらず流れのベクトルの方向は等しい。
レーザーライトシートを用いた流れの可視化実験
アルゴンイオンレーザー流速計と堀進抗道を模した水槽を用いて流れの可視化実験を行い、上記2.のシミュレーション結果との比較検討を行った。これによれば、ほぼ同じ流れの現象を確認することができ、開発したプログラムの妥当性を確認できたが、風管吹き出し口付近や風管部分の戻りの流れについては、更に複雑な流れが生じていることが解った。来年度はこの点についてのプログラムの修正改良を行う予定である。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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