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1993 Fiscal Year Annual Research Report

チタン・ジルコニウム合金の臨床応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05452334
Research InstitutionOhu University

Principal Investigator

野口 八九重  奥羽大学, 歯学部, 教授 (80083434)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長山 克也  奥羽大学, 歯学部, 助教授 (40105630)
増原 英一  奥羽大学, 歯学部, 客員教授 (00013772)
Keywordsチタン・ジルコニウム合金 / 鋳造 / 埋没材 / 硬化膨脹 / 加熱膨脹 / 鋳造精度
Research Abstract

チタン・ジルコニウム合金の臨床応用を目的として、まずその鋳造精度を把握するためにクラウンブリッジ用の市販のチタン鋳造用埋没材の膨張特性を検索した。その結果、硬化膨張は発現せず、加熱膨張は最終加熱温度(900°C)における係留時間が長くなるにつれて膨張量も増加し、60分の係留で約0.84%の膨張を示した。また、メーカー指定の鋳造時の鋳型温度では約0.55〜0.62%の膨張量であった。しかし、この埋没材の膨張特性は混液化、鋳型の最終加熱温度、係留時間によって影響を受けることが判明した。そこで、これを基にマグネシア系埋没材の試作を行った。試作した埋没材は標準混水比で硬化時に僅かな収縮(約0.008%)を示したが加熱時には850°Cで約0.7%の膨張を示した。しかし、試作埋没材は鋳型の冷却につれて膨張量も減少し、鋳造時の最適鋳型温度(200°C)付近では膨張量がかなり低下する傾向を示した。
以上の様な膨張特性をもった2種の埋没材を用い、標準マニュアルに基ずく操作によってワックスパターンの埋没、焼却、鋳型の温度管理を行いチタン・ジルコニウム合金クラウン鋳造体を作製してその鋳造精度を測定し、純チタンクラウンの鋳造精度と比較検討した。
その結果、チタン・ジルコニウム合金クラウンの鋳造精度は市販埋没材を用いたとき歯頸部浮き上がり量が約100mum、試作埋没材のとき約440mumとなり、いずれも純チタンクラウンの精度より悪い結果となった。これらの原因としては試作埋没材の鋳造時における膨張量不足、表面粗さ、チタン・ジルコニウム合金の溶解温度.時間の不適性などを考察している。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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