1993 Fiscal Year Annual Research Report
中高年齢者の加齢にともなう体力と骨密度に関する研究
Project/Area Number |
05454597
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福永 哲夫 東京大学, 教養学部, 教授 (40065222)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久野 譜也 東京大学, 教養学部, 助手 (70242021)
川上 泰雄 東京大学, 教養学部, 助手 (60234027)
船渡 和男 東京大学, 教養学部, 助手 (60181442)
松尾 彰文 東京大学, 教養学部, 講師 (60126167)
渡会 公治 東京大学, 教養学部, 助教授 (30167192)
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Keywords | 高齢者 / 動作パワー / 身体組成 / 超音波 / 骨密度 / 筋厚 / 皮下脂肪厚 |
Research Abstract |
中高年齢者を対象に,身体組成,体力および骨密度を測定し,加齢に伴う変化を見ることから,身体運動と加齢との関係を明らかにしようとするものである. 身体組成は,超音波法により全身12カ所の皮下脂肪厚および筋厚分布パターンをみることにより,体力は特別に開発した動作パワー測定器により,骨密度はDEXA法を用いてそれぞれ測定した. 40歳以上の男女約200名について測定した結果,身体各部の皮下脂肪厚は男子では加齢に伴う顕著な変化は見られなかったが,女子では,肩甲骨下部および大腿後部が加齢により僅かに減少する傾向を示した.一方,筋厚は男女ともに各部位で加齢減少する傾向を示し,特に,大腿前面の減少傾向が著しかった. 身体の発揮パワーで見ると,上肢の動作(肘屈曲や伸展)のパワーの低下は比較的少なく,下肢の特に膝伸展パワーや股関節屈曲パワーの加齢に伴う減少傾向が著しい傾向を示した.同時に,骨密度と膝伸展など下肢筋を使用するパワー出力との間に有意な相関関係が見られたことから,骨密度を低下させないためにパワーアップを引き起こす運動の必要性が示唆された.
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