1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05554001
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佐藤 修二 名古屋大学, 理学部, 教授 (50025483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若木 守明 東海大学, 工学部, 教授 (20100993)
片坐 宏一 東京大学, 理学部, 助手 (70242097)
長田 哲也 京都大学, 理学部, 助手 (80208016)
野口 邦男 名古屋大学, 理学部, 講師 (10111824)
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Keywords | 赤外線望遠鏡 / 低バックグラウンド放射 / 超精密ダイヤモンド加工 / 赤外線天体サーベイ |
Research Abstract |
1)鏡面の素材選定 5種のアルミニウム合金の素材について、サンプル平面鏡(口径10cm)を、中部大学と共同で試作した。素材はA5386、KS7250、A5083,A5052および、磁気ディスク用Al-Mg合金である。 これらの素材を超精密ダイヤモンド切削で加工した。 2)鏡面測定 上記のサンプルを、Zygo-MarkIV/Maxim干渉計で全体形状を、WYCO表面粗さ計で局所形状を測定した。この結果から、磁気ディスク用Al-Mg合金を鏡面加工用素材として選定した。 3)鏡面切削 磁気ディスク用Al-Mg合金を、主軸回転数1000rpm、送り10μm、切込1μmの加工条件で、X、Z、Bの3軸制御で双曲面に仕上げた。この表面粗さを測定した結果、3。94nm-rms、26。9nm-Rmaxが得られたこれによって目標精度が達成された。 4)今後の課題 今後、主鏡に関して同様の加工、およびこれを冷却することが残された課題である。 来年度には同じ素材を使って口径12。5cm、25cm、50cmの鏡面加工を行い、これを冷却望遠鏡として、実用に供する予定である。さ来年から、低バックグラウンドの全天赤外サーベイを開始したい。
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