1993 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータ画像処理装置つき人体内放射能分布高精度計測装置の開発
Project/Area Number |
05558070
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小佐古 敏荘 東京大学, 原子力研究総合センター, 助教授 (50114476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志田 孝二 東京大学, 原子力研究総合センター, 助手 (60011095)
杉浦 紳之 東京大学, 原子力研究総合センター, 助手 (80211978)
岩井 敏 三菱原子力工業(株), 大宮研究所, 研究員
東郷 正美 東京大学, 教育学部, 教授 (70041283)
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Keywords | ホールボディカウンタ / 人体内放射能分布 / 画像処理 |
Research Abstract |
本年度については以下の3点において成果を得た。 1.人体内放射能計測装置の開発 東京大学原子力研究総合センター内に設置されている鉄室遮蔽体内に、16系統のプラスチックシンチレータ(50×50×15cm^3)、フォトマルチプライヤー、プリアンプリファイヤー、ADCを用意し、人体内放射能位置測定センサー部を整備した。シンチレータからの高速信号処理に工夫を加え、大容量メモリーを装備し高速動作を可能にしたADCが装置開発上のポイントである。 2.コンピュータへの接続と計測機器との整合化 データ収集システムはCAMACシステムを用いた。2キロチャンネル、16系統の大容量データを、カマッククレートコントローラおよびクレートを経て、コンピュータに取り込むための、インタフェースの作成と計測機器との整合化を行なった。コンピュータは日本電気製のNEC-PCシリーズを用いた。 3.データ処理プログラムの開発 コンピュータに取り込まれたデータを、人体内各部位毎に放射能の位置表示が出来る形の、BASIC言語によるソフトウエアを開発した。このシステムでは2kch×16系統の大容量データが高速で処理できる点に特色がある。また、本ソフトでは、バックグラウンドの差引以外に、若干の演算機能を持たせたほか、エネルギー情報を同時に処理し、取り込まれた核種情報が処理できる形にもなっている。
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Research Products
(1 results)