1993 Fiscal Year Annual Research Report
人間の視覚機能をモデルにした高性能イメージングシステムの開発
Project/Area Number |
05650037
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
大山 永昭 東京工業大学, 工学部, 教授 (50160643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 雅浩 東京工業大学, 工学部, 助手 (10220279)
本田 捷夫 千葉大学, 工学部, 教授 (10016503)
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Keywords | イメージング・システム / 電子カメラ / 画像復元 / 画像再構成 / カラー画像処理 / コンピュータ・ビジョン / 連続-離散モデル / 電子ズーム |
Research Abstract |
本研究の目的は、人間の持つ高度な視覚機能をモデルとし、レンズなどの光学系と後処理系を組み合わせることで高性能なイメージング装置を開発することであり、本年度は以下の3点を中心に研究を行った。 (1)ディテクタに撮像された離散的なデータから連続空間の物体を再構成するGARDS(Generalized Analytic Reconstruction from Discrete Samples)による再構成法を電子カメラ系に適用する手法に関して検討し、計算機シミュレーションによりスペースバリアントな劣化を持って撮像された画像の復元に有効であることを確認した。 (2)画像再構成に必要な光学系の特性を測定する手段として、モニタに多数のパターンを表示し、電子カメラで撮影する方法を検討し、GARDSの再構成法に必要な情報を得る条件を明らかにした。 (3)カラー画像の各色成分の画像間の相関を利用して、レンズのボケにより失われた周波数成分を互いのバンド間で補う手法について、連続-離散モデルに基づいて定式化を行い、スペースバリアントな劣化に対して適用する方法を明らかにした。 上記の理論的考察とともに、液晶レンズを用いて電子ズームを実現するための実験システムの構築を行い、パーソナルコンピュータのビデオインターフェースを用いたシステム制御用ソフトウェアなどの作成を行った。
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Research Products
(1 results)