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1993 Fiscal Year Annual Research Report

動物の赤血球および各組織におけるグルコーストランスポートと細胞内糖代謝活性の比較

Research Project

Project/Area Number 05660355
Research InstitutionNippon Veterinary and Life Science University

Principal Investigator

友田 勇  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部教授 (00011859)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石田 卓夫  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 助教授 (30143506)
新井 敏郎  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 講師 (70184257)
鷲巣 月美  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 講師 (20191736)
Keywordsグルコーストランスポート活性 / ヘキソキナーゼ / グルコキナーゼ
Research Abstract

犬,猫,サル,豚,馬,羊,山羊,および牛の赤血球のグルコーストランスポート活性(GT),ヘキソオナーゼ(HK),および乳酸脱水素酵素(LDH)活性の測定を行った。グルコーストランスポート活性(nmol/min/mg ptotein)は、犬が最も高く、6.2+1.4,次いでサル,4.6+1.2,豚,4.0+1.2の順であった。山羊(3.4+0.8),馬(2.8+0.5),羊(2.8+1.1),牛(2.6+1.0),および猫(1.9+0.7)のGT活性は犬に比べ有意に低かった。ヘキソキナーゼ活性(nmol/min/mg protein)も犬が最も高く,1.5+0.6であり、サル(0.5+0.1),豚(0.6+0.1),猫(0.5+0.2),馬(0.8+0.2),牛(0.4+0.1),羊(0.7+0.3),山羊(0.6+0.2)に比べ有意に高い値を示した。乳酸脱水素酵素活性(nmol/min/mg protein)も犬が最も高く32.3+9.0であり、次いで猫26.8+5.1であった。その他の動物は犬に比べ有意に低い値を示し、それぞれサル10.2+2.5,豚14.6+3.6,馬16.2+3.0,牛8.9+1.2,羊10.3+4.1,山羊10.5+2.4であった。犬のGT活性は、すでに報告されているヒトおよびラットの値に近いものであった。反芻動物や猫のように、肝グルコキナーゼを欠く動物あるいはその活性が非常に低い動物では、赤血球GT活性がグルキナーゼを有する動物より低い傾向にあった。猫と牛の赤血球HK活性は犬の約1/3で,GT活性の比とほぼ同様であった。赤血球GT活性の低い動物ではLDH活性も低い傾向があったが、猫と犬の活性の83%となかり高い活性を示した。これはアミノ酸などの他の栄養素の代謝との関連を示唆するものと思われる。

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Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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