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1993 Fiscal Year Annual Research Report

多包虫感染マウスを用いたマクロファージ機能の研究

Research Project

Project/Area Number 05670244
Research Institution国立予防衛生研究所

Principal Investigator

金沢 保  国立予防衛生研究所, 寄生動物部, 室長 (10194888)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 朝日 博子  , 主任研究官 (90231109)
Keywordsマクロファージ / 多包虫 / 窒素酸化物 / 感染防御
Research Abstract

多包虫原頭節は、活性化されたマウス腹腔マクロファージによってin vitroの系で殺されること、そのメカニズムは主として活性化マクロファージが産生する窒素酸化物(主としてNO)によることを明らかにしてきた。今年度は、多包虫感染マウス(AKRあるいはDBA/2ストレイン)より採取したマクロファージを用いて以下の点を明らかにした。
1)感染マウスより採取された腹腔マクロファージは窒素酸化物産生能は保たれているにもかかわらず、ほとんど産生が誘導されていない状態にある。窒素酸化物産生だけをとってみれば多包虫感染はマクロファージを活性化させないようななんらかの作用をおよぼしていることが推測されるが、他の機能については実験を引き続き行なっている。
2)窒素酸化物が結合するターゲットとなりうる分子として、原頭節の有する鉄含有蛋白質、SH-基を有する蛋白質(酵素等)が考えられる。
3)in vivoでこのシステムが有効に働いて感染防御に役立っているか否かということは重要なポイントであるが、マクロファージが直接に原頭節と接触することが効果発現には必須の条件であるようなデータが得られているので現時点では否定的に思われる。
さらに詳細について現在検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] T.KANAZAWA 他: "Arginine-dependent generation of reactive nitrogen intermediates is instrumental in the……" Parasite Immunology. 15. 619-623 (1993)

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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