1993 Fiscal Year Annual Research Report
ループスアンチコアグラント産生モノクローン細胞作製とその抗体遺伝子の同定
Project/Area Number |
05671367
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
上浦 祥司 大阪大学, 医学部, 助手 (10243213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細野 剛良 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
光田 信明 大阪大学, 医学部, 助手 (50209805)
東 千尋 大阪大学, 医学部, 助手 (20151061)
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Keywords | ループスアンチコアグラント / モノクローナル抗体 / 抗体遺伝子 / カルジオリピン抗体 |
Research Abstract |
1.モノクローナルなIgM2種類及びIgG4種類のループスアンチコアグラント産生B細胞株樹立に成功した。 2.5種類の抗体間でAPTT延長能の相加効果が見られた。 3.1種類はAPTT短縮作用が見られた。 4.すべての抗体はELISA法によるカルジオリピンに対する結合能を有しており、β_2GPI添加でIgG抗体は結合能の上昇が見られたが、IgMでは見られなかった。 5.Southern hybridizationの結果からいろいろなサイズのバンドが各レーンで見られることよりこれらのクローンのheterogeneityが示された。 6.中でも2種類は生理活性は正反対である(APTT延長能と短縮能)にもかかわらず、サザンブロットではすべて同一の結果が得られた。これは、この2つのクローン間にサザンの結果には関与しないが、生理活性に影響を及ぼすポイントミューテーションの存在を示唆するものであり、我々は現在point mutationの位置を決定するために塩基配列の解析中である。 1〜5の結果を現在投稿準備中である。 6は平成6年度の課題として進行中である。
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