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1995 Fiscal Year Annual Research Report

諸外国におけるエイズ教育・性教育に関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 06041015
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

和唐 正勝  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (80107010)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野津 有司  秋田大学, 教育学部, 助教授 (40113906)
高橋 浩之  山形大学, 教育学部, 助教授 (20197172)
皆川 興栄  新潟大学, 教育学部, 教授 (20006753)
吉田 瑩一郎  日本体育大学, 体育学部, 教授 (00230722)
武田 敏夫  千葉大学, 教育学部, 教授 (20009517)
平山 宗宏  日本総合愛育研究所, 所長
Keywordsエイズ教育 / 性教育 / 実態調査 / ガイドライン / 米国 / メキシコ / タイ / オーストラリア
Research Abstract

本年度は、各国のエイズ教育・性教育の実態を調査するために昨年度作成した調査用紙に基づき、米国・メキシコにおけるエイズ教育・性教育の実態調査(北米班)及び、タイ、オーストラリアにおけるエイズ教育・性教育の実態調査(アジア・オセアニア班)を実施した。
1、北米班は、(1)昨年度の米国のエイズ教育・性教育の実態調査を踏まえ、それが実際の教育現場でどのように具体化されているかを調べるために、ニューヨーク市の3つの高校と1つの特別クラスにおけるエイズに関する授業を参観・授業研究を行った。その結果、その多くが従来からの「解説型」で「知識伝達型」の授業であり、ライフスキルの教育はまだ具体化途上の段階であった。(2)米国の大学生へのエイズ教育は各大学保健センターで啓発活動が行われており、学生をカウンセラ-としたピア・カウンセリングも実施されていた。(3)メキシコでは、性教育は従来から各教科の中で実施されていたが、エイズ教育については十分ではなく、性とエイズに関する新しい教育課程の枠組みを開発する取り組みがなされていた。
2、アジア・オセアニア班は、(1)タイでは、エイズ教育・性教育はライフスキル教育として行い、そのためのスタッフ訓練が保健省のもとで開始されていた。教育省は全国500の高校へエイズ教育用ビデオを配布していた。公衆衛生学科の生徒によるピア・グループ・トレーニングが実施されていた。(2)オーストラリアでは、全国規模のHIV教育指導指針(ガイドライン)が幼稚園から小学6年生まで開発されており、1996年から実施される予定。高校では「保健」のなかで年に4時間、エイズ教育を実施することが義務づけられていた。(3)カトリック校のための性・エイズ教育のガイドラインが開発されるなど、宗教に応じた教育課程が組まれていた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 皆川興栄: "ライフスキル教育の意義" 教育論究. 第36号. 1-8 (1996)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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