1994 Fiscal Year Annual Research Report
農村定期市の機能と発展にかんする社会経済的比較研究--現代中国を中心として
Project/Area Number |
06044039
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中兼 和津次 東京大学, 経済学部, 教授 (80114958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
胡 庄君 国務院発展研究中心, 農村発展研究部, 副研究員
謝 揚 国務院発展研究中心, 農村発展研究部, 副研究員
陳 錫文 国務院発展研究中心, 農村発展研究部, 部長
菅沼 圭輔 新潟大学, 農学部, 助手 (50222047)
横山 廣子 国立民族学博物館, 第2研究部, 助教授 (30143324)
中生 勝美 宮城学院女子短期大学, 助教授 (00222159)
池上 彰英 農業総合研究所, 海外部, 研究員
佐藤 宏 一橋大学, 経済学部, 助教授 (50211280)
大島 一二 東京農大, 農経学科, 専任講師 (40194138)
杜 進 北九州大学, 産業社会研究所, 助教授 (00207515)
田嶋 俊雄 東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (10171696)
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Keywords | 中国農村 / 中国農業 / 農産物流通 / 農村定期市 |
Research Abstract |
平成6年5月に日本側研究組織による研究会を発足させ、これまで3回の研究会を開催し、調査表の作成、調査地点の選択、調査に当たっての中国側への要望などを取りまとめ、その都度中国側に連絡してきた。最終的には中国側の要請、意見を受け入れ、調査地点を2カ所(四川省新都県、江西省南昌県)に絞り、簡略化された調査表を作成し、中国側に委託して調査を実施した。その結果を受けて11月27日から12月7日まで8名が訪中し、2班に分かれての補充調査を日本側調査チームが中国側とともに実施した。それらの調査を終えて、当該地域の流通、生産システムにかんする基礎データを得るとともに、各自の問題意識に沿った報告書概要を作成した。1月22日から1週間中国側代表団を招聘し、国内の多くの有識者を招いての現代中国農村・農業問題にかんするシンポジウムを東京大学山上会館にて開催し、両方で研究成果をもちより、日本側2名、中国側2名が研究発表を行い、討論を進めた。 当初の計画では本年度に農家レベルのアンケート調査を行う予定であったが、中国における調査準備(とりわけ現地との下交渉)の関係、就中調査地点の決定の遅れのためにこの調査は実施できなかった。シンポジウム終了後、中国側との実務的研究会が設けられ、次年度における具体的調査日程、調査方法について話し合われ、平成7年11月を目処に調査団を派遣し、農家レベルの調査を含む本格的調査を行うことが決められた。
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