1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06045006
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
渡邊 和之 宇都宮大学, 農学部, 教授 (10143190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 集双 浙江農業大学, 生物技術研究所, 副教授
寿 森炎 浙江農業大学, 園芸系, 副教授
張 国平 浙江農業大学, 農学系, 副教授
郎 介金 浙江農業大学, 動物科学学院, 教授
徐 孟奎 浙江農業大学, 蚕学系, 教授
張 炳欣 浙江農業大学, 植物保護系, 教授
一前 宣正 宇都宮大学, 雑草科学研究センター, 教授 (50008067)
藤重 宣昭 宇都宮大学, 農学部, 講師 (40008016)
奥田 誠一 宇都宮大学, 農学部, 教授 (90091941)
村松 晉 宇都宮大学, 農学部, 教授 (20241854)
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Keywords | 国際学術交流 / 農業生産技術 / 比較農学 / 日本と中国 |
Research Abstract |
平成8年8月20日〜8月25日に、浙江農業大学から張 炳欣、郎 介金、張 国平および寿 森炎の4名が宇都宮大学を訪問し、日本側研究者と共同して、栃木県を中心に関東地方において,稲栽培(水稲の多収穫栽培、省力化、新育苗方式、水田の雑草防除など)、畜産(繁殖・育種に関するバイオテクノロジー、飼育管理など)、蔬菜(育苗・新品種・栽培技術に関する新方式など)植物病理(先端的診断・防除システムなど)の各分野と関連技術について、比較調査・研究を行った。次いで、同年9月16日〜9月21日に、宇都宮大学から渡邊和之、松村 晉および藤重宣昭の3名が浙江農業大学を訪問し、作物栽培(稲の増収技術、品種改良、ハイブリッドライス栽培など)、畜産(豚の品種改良・保存、増産技術など)、蔬菜(水生野菜の品種、栽培、生理生態など)、の各分野とその関連農業技術について、共同で研究を行った。 今年度は、本研究の最終年度に当たっており、3年間の総括を念頭に置いて、相互に訪問中のみならず常時連絡を取りつつ研究を進め、これまでに不足した部分を補うことにも努力を傾けた。最終的に、各研究者のレポートを交換し、全体をとりまとめて更に調整し「日本と中国における農業生産技術の比較研究」の表題のもとに一冊の報告書として完成した。この大学間研究交流によって、短期の相互訪問を足場に、対象国の農業技術を直接見聞して多くの資料を蒐集し、研究材料を交換して詳細な研究を進め、議論を重ねることによって、十分に目的を達成することができたと同時に、今後両大学間でどのような分野で、どのような研究交流が可能であるかの具体的な指針を得ることができた。
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