1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06402021
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
青木 義和 九州大学, 理学部, 教授 (00037277)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上原 誠一郎 九州大学, 理学部, 助手 (70158773)
中牟田 義博 九州大学, 理学部, 助手 (80128058)
松井 正典 九州大学, 理学部, 助教授 (90125097)
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Keywords | ダイヤモンド / CVD法 / 気相成長 / グラファイト / カーボンナノチューブ / コンドライト / 炭素質コンドライト |
Research Abstract |
CVD法によるダイヤモンドの気相成長において,基板としてタングステン板を用いるとダイヤモンドの核形成が著しく促進されることは,昨年度の研究で明らかになったが,本研究で用いたCVD法は基板上に温度勾配をつけているため、ダイヤモンドの周囲には主としてグラファイトからなる炭素物質が生成する。基板に接する部分には薄膜状カーボンができるが、それに加えて高温側では薄膜状カーボンからなるボール状集合体が、次いでカーボンナノチューブ、薄膜状カーボン、そして最も低温側にカーボンチューブが生成することがわかった。さらにカーボンナノチューブには結晶学的方位の異なるナノチューブが入れ子状に入っていたり、らせん状や紐状カーボンチューブも形成されることが判明した。このように生成温度によって、形成されるカーボンの形態が種々異なることは極めて重要な結果である。 また炭素質コンドライトの組織観察や斜長石温度計による生成温度の推定を行い、隕石母天体の推定や、形成過程の推測を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 桑原義博: "分析電子顕微鏡による合成したバ-ミキュライト混合層鉱物の化学組成" 粘土科学. 35. 176-187 (1996)
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[Publications] 上原誠一郎: "TEM,SEM,AFMを用いたCVD合成グラファイトの形態および微細組織観察" Annual Reports,HVEM LAB.,Kyusyu Univ.No.20. 83-84 (1996)
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[Publications] 古川哲二: "熱フィラメントCVD法で合成した炭素物質の研究" Annual Reports,HVEM LAB.,Kyusyu Univ.No.20. 85-86 (1996)
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[Publications] Nakamuta,Y.: "Metamorphic temperature estimation for equilibrated ordinary chondritesby a plagioclase thermometer." Lunar and Planetary Science. 27. 931-932 (1996)
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[Publications] Nakamura,T.: "X-ray study of PCP from Murchison CM carbonaceous chondrite" Proc.NIPR Symposium on Antarctic Meteorites.No.9. 37-50 (1996)
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[Publications] Matsuoka,K.: "Yamato-86789:A heated CM-Like carbonaceous chondrite" Proc.NIPR Symposium on Antarctic Meteorites.No.9. 20-36 (1996)