1994 Fiscal Year Annual Research Report
ティームティーチング実施にともなう諸課題とその対策に関する研究
Project/Area Number |
06451052
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
|
Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
田中 祐次 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50020607)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝山 明義 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (10243742)
岩永 定 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90160126)
佐古 秀一 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (30153969)
佐竹 勝利 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30071674)
西 睦夫 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (10069768)
|
Keywords | ティームティーチング / チームティーチング / 学校組織 / 教育組織 / 学級経営 / 人間関係 / 教員組織 / 教員養成 |
Research Abstract |
本研究課題に対する科学研究費の交付は10月に追加承認されたものであり、すでに計画段階にはあったものの、研究への着手は実質的には11月になった。 そこで本年度は当初の研究計画を変更し、以下のように計画した。 (1)すでに平成4年度において、文部省が実験校として小中学校24校についてその導入過程において生じている諸問題やその実施実態についての調査を行った。また、徳島県下で平成5年度より実施した30校について調査中であるので、これらを継続させること。 (2)調査対象校を全国的に広げるとともに現場に入ってその実践形態について観察を行うこと。 (3)またこれらのデータを蓄積し、ケース研究の資料としてデータベース化を図ること。 (4)これらの成果の上に実施校を対象とする「ティームティーチング導入に伴う諸問題と可能性に関する調査」用紙を作成し全国規模の調査を実施すること。 (5)同時に教師ティームが児童生徒の前で演ずる対人関係の影響について調査研究の計画立案を行うこと。 現在までに実施に移された研究は、 (1)は継続的に実施中。(2)は観察までにはいたっていないが(4)の全国調査とあわせて実施中である。全国30都府県の教育委員会を対象にティームティーチング実施校をのリストを提供あるいは抽出してもらいのべ522校に対し調査用紙を配布した。これに対する回答は着実に回収された。これにより、実施実態が把握され、ケース研究も可能になる見込みである。 (3)はコンピュータシステムの導入、稼働が遅れたため、2月に入っての作業となった。
|
-
[Publications] 田中祐次: "ティームティーチング" 中学校(全日本中学校長会). No.492. 8-11 (1994)
-
[Publications] 田中祐次: "ティームティーチングと教育経営" 日本教育経営学会第33回大会発表要旨集録. -31 (1994)
-
[Publications] 田中祐次: "ティームティーチングは学校全体をティーム化することからはじまる" 学校運営研究(明治図書). No.418. -8 (1994)