1994 Fiscal Year Annual Research Report
言語態分析の観点からみた現在社会におけるメディアの役割-国際比較研究
Project/Area Number |
06451092
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
出淵 博 東京大学, 教養学部, 教授 (40016621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
刈間 文俊 東京大学, 教養学部, 助教授 (00161258)
石田 英敬 東京大学, 教養学部, 助教授 (70212892)
小森 陽一 東京大学, 教養学部, 助教授 (80153683)
林 文代 東京大学, 教養学部, 教授 (20139497)
湯浅 博雄 東京大学, 教養学部, 教授 (30130842)
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Keywords | メディア / 現代社会 / 言語態分析 / 国際 / 情報 / テクスト / 言語 / 批評 |
Research Abstract |
初年度の当年の研究実績は、以下のように大別される。 1.資料収集 各研究者はそれぞれの担当分野の資料収集に努めた。 2.外国のメディア学の実状についての研究例 (1)フランスの場合:1994年11月15日、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻の主催により、ソルボンヌ大学メディア学教授レジス・デュブレ氏の講演会が開催された。「メディア学とは何か」と題された講演は、現代のフランス知識人のメディアに対する取り組み方を示すものであった。(2)アメリカの場合:1994年9月末、海外研修でミシガン大学を訪問した研究者は、同大学におけるメディア研究の実態を垣間見ることができた。同大学においては、メディアは単に社会学的(法、経済、政治など)アプローチからのみならず、映画、文学、演劇、歴史、テレビといった人文科学の多様な分野との関連性を重視した観点からも研究されていることがわかった。 3.意見交換の場としてのシンポジウム開催 1994年11月16日、「言語とメディア」というタイトルでシンポジウムが開催された。社会学、日本近代文学、外国文学、批評理論などの視点から「見るものとメディア」、「性差とメディア」、「書かれたものとメディア」、「言語科学とメディア」といったテーマで問題が論じられた。 4.勉強会 資料分析の途中経過の報告および意見交換の場として、今年度末に勉強会を開催する予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 出淵 博: "A Poetics of the 1940s:The Case of David Gascoyne" Language Information Text. 1. 70-90 (1994)
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[Publications] 湯浅 博雄: "反復をめぐる諸問題の考察に向けて" イマーゴ. 7. 248-277 (1994)
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[Publications] 石田 英敬: "歴史性の理論としての文学史" 文学. 5. 73-79 (1994)
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[Publications] 刈間 文俊: "覇王別姫の周辺" 文学. 6. 173-176 (1995)
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[Publications] 鈴木 英夫: "CD-ROM版オックスフォード英語大辞典とハイパーテキストの世界" 情報処理学会研究報告. 95. 35-42 (1995)
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[Publications] 斉藤 兆史: "Towards a Theory of Crcative Stylistics" Language Information Text. 1. 91-100 (1994)
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[Publications] 林 文代(共著): "みつめあう日本とアメリカ-異文化の新しい交差を求めて" 南雲堂, 284 (1995)