1994 Fiscal Year Annual Research Report
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06452252
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
松村 文夫 金沢大学, 工学部, 教授 (40019724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滑川 徹 金沢大学, 工学部, 助手 (30262554)
岩原 正吉 金沢大学, 工学部, 助教授 (80020212)
山田 外史 金沢大学, 工学部, 教授 (80019786)
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Keywords | 磁気浮上 / 磁気軸受 / 非線形制御 / フィードバック制御 / 電磁、アクチュエータ / リアプノフ関数 |
Research Abstract |
1.非線形制御磁気浮上実験機による研究 (1)非線形制御 非線形制御による磁気浮上系を設計,実験しこの磁気浮上系の柔らかさの測定を行い,線形制御による場合の柔らかさとを比較し,本方法のほうがより柔らかくなることを確認した。 (2)積分形制御系 上記では,浮上質量が変化したり,定常外力が加わると浮上位置も変化してしまう欠点があり,積分制御を付加する実験を行った。この目的は達せられたものの安定性確保の問題があることがわかった。 (3)安定性の検討 リアプノフ関数を用いて安定性を検討した。さらに良いリアプノフ関数を見出す必要性がある。 2.一軸反発形磁気軸受の研究 (1)磁気軸受構成 横軸形磁気軸受で半径方向(4軸)は永久磁石同士の反発力を利用し,軸方向(1軸)は直流電磁石で制御する構造を考案した。 (2)実験機製作 上記の構造のものを設計・製作した。また,磁界の強さや反発力の測定を行い,ほぼ理論値に近いことを確認した。 (3)浮上実験 フィードバック制御回路を製作し,安定浮上実験に成功した。しかし,回転させるとふれまわり振動を起こし,さらなる研究が必要なことがわかった。 磁気浮上技術一般 上記の研究を直接,間接に支援するものとして,次の事項について研究を行った。 (1)磁気浮上技術の調査(2)H∞制御理論の応用(3)磁気軸受の実用化実験
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Research Products
(6 results)
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[Publications] F.Matsumura: "Elimination of Lnbalance Vibration in AMB Systevis Using Gain Scheduled H Robust Controllers" Fourth International Syupo sium on Magnetic Bearings.Proceedings. 4. 113-118 (1994)
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[Publications] 松村文夫: "柔らかい磁気浮上システム構成の試み" 電磁力開達のダイナミックスシンポジウム講演論文集. 6. 79-82 (1994)
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[Publications] 松村文夫: "H無限大制御によるリニア直流モータを用いた力制御" リニアドライブ研究会資料. LD-94-74. 1-8 (1994)
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[Publications] 原 外満: "磁気軸受の高速位置決めと研削への応用" リニアドライブ研究会試料. LD-94-74. 63-68 (1994)
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[Publications] 松村文夫: "磁気軸受とその関連技術I.制御形磁気軸受とその応用" 電気学会論文誌. 114-D. 1200-1207 (1994)
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[Publications] 松村文夫: "柔らかい磁気浮上システム構成の試み" 日本AEM学会誌. 3(予定). (1995)