1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06452349
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | 神戸商船大学 |
Principal Investigator |
原 潔 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (20031445)
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Keywords | 運航管理 / 海上交通 / 検船 |
Research Abstract |
本研究は船舶の運航管理に必要な合理的な評価項目、基準を作成し、海陸一体運航を管理するシステムとして構築し、その効果を検証することである。本申請の研究期間3年内に評価基準の合理性の検証および運航管理システムの有効性を示すことを目的としている。 本年度は初年度に当たるので、研究に必要な航行状況を検船の模擬システムを開発することを中心にして次の手順で研究を実施した。 (1)実海域における航行状況の再現 実海域における70隻の自動車専用船の運航状況データによって調べた。検船データは航海技術、機関運用水準など8大項目、55小項目からなり、評価対象船の運航状況を運航管理者が主観的に評価したものである。 (2)主観的評価と事故率 検船データとその対象船の事故データとの関係を統計的に検討した。その結果、検船によって整備不十分による事故はある程度予測できるが、運用上の事故は予測が難しいことがわかった。 (3)運航管理者の知識ベースの作成 分析結果を基礎にして、どのような検船がが安全運航か否かの判断のために重要なのかを抽出して運航管理者の知識ベースを作成を試みた。
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