1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06452407
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Tsukuba College of Technology |
Principal Investigator |
清水 豊 筑波技術短期大学, 聴覚部, 教授 (50231733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 裕史 筑波技術短期大学, 聴覚部, 助手 (20219900)
長岡 英司 筑波技術短期大学, 聴覚部, 助教授 (30227996)
菊地 正 筑波大学, 心理学系, 教授 (80161420)
高橋 秀知 筑波技術短期大学, 聴覚部, 教授 (20013378)
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Keywords | 触覚 / 情報伝達 / データベース / 視覚障害 / 聴覚障害 |
Research Abstract |
視・聴覚障害者用の触覚情報伝達技術のうち、触情報の知覚・認知特性に関するこれまでの知見をパソコンに蓄積した。併行して、これらの蓄積されたデータをデータベースとして検索可能にするシステムの検討を行った。その結果、現段階では蓄積された情報が文字型であることから、リレーショナル型データベース・システムのためのデータ編成を策定した。一方、利用者調査の結果から本研究の最終目的であるコンサルテーション・システムとして利用するためには、ユーザ・インタフェースがマルチメディア化されていることが好ましいことが判明したため、そのための方式としてハイパーメディア型のデータベース・システムを構築する必要があると判断に至った。これに基づくデータベース・システムの改編を今後、行うことにした。そのためのアプリケーションを現在検討中であり、次年度までに方式の策定を決定する。さらに、触覚データ収録装置の心臓部である触覚データ送出装置の試作を行った。当該装置は、触覚情報伝達機器設計支援のために必要と思われるファクト・データを新たに追加するために必要である。試作のために仕様検討を行った結果、既存のパソコンから人間の触知覚・認知特性を計測するための信号を、時間的、空間的にパラメトリックに変化して送出できるように構成したため、当初目的であるファクト・データの取得に限定されず、仮想的に設計された触覚情報伝達機器が人間特性の視点からみて有効であるか否かを評価するためのシミュレータとしても利用できるという道を開いた。
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[Publications] 清水 豊: "盲人用3次元グラフィック・ディスプレイの有効性" 電子情報通信学会技術報告. ET94-75. 1-8 (1994)
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[Publications] 清水 豊: "盲人用3次元情報表示装置の利用について" 第20回感覚代行シンポジウム論文集. 20. 23-28 (1994)
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[Publications] 清水 豊: "感覚障害者の触覚情報伝達に関するデータベース" 第20回感覚代行シンポジウム論文集. 20. 29-32 (1994)