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1994 Fiscal Year Annual Research Report

増殖型肝細胞移植による肝硬変症に対する新しい治療法の研究

Research Project

Project/Area Number 06454358
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

田口 喜雄  東北大学, 留学生センター, 教授 (70004885)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土井 秀之  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90188839)
大河内 信弘  東北大学, 医学部, 助手 (40213673)
里見 進  東北大学, 医学部, 講師 (00154120)
西平 哲郎  東北大学, 医学部, 助教授 (50101142)
Keywords肝硬変 / 遺伝子治療 / コラゲナーゼ / アンチセンス・ヌクレオチド
Research Abstract

本研究の目的はは、マウス硬変肝モデルに正常な肝機能を持たせるために、1)コラゲナーゼ・インヒビターの発現の抑制遺伝子を作成し、2)肝をアイソレーションした後常温潅流を行いながら遺伝子操作を加えてコラゲナーゼ・インヒビターの発現を抑制し、3)硬変肝を部分切除し経門脈的に胎児肝細胞移植をおこなったうえで、4)正常な肝組織を分化誘導させ、最終的には臨床で硬変肝を治療する事であった。しかし、今年度に行ないえた研究の成果は、正常な肝機能を維持しつつ潅流する方法に加えて、エルトリエーションによる肝の各構成細胞(肝実質細胞、類洞内皮細胞、クッパー細胞など)をピュアリティー90%以上で分離する方法の確立ならびに、レーザー顕微鏡下レーザー・ピンセットを用いての細胞融合手技の確立にとどまった。その理由として、1)細胞融合装置よりも効率良く目的の細胞同志を融合できるレーザー・トラッピング法では肝細胞と胎児肝細胞のように細胞に大小不同があった場合、非常に手技的に難しくその確立に時間を要したこと、2)当教室の遺伝子操作実験室(p2レベル)の設置に時間を要し1995年4月からの使用開始となったためである。このためコラゲナーゼ・インヒビターに対するアンチ・センス・ヌクレオチドの作成は次年度以降に持越しとなった。現在コラゲナーゼ・インヒビターの発現の変化を現在検討中である。その結果からアンチ・センス・ヌクレオチドの導入時期、量などを今後詳細に検討する必要がある。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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