1994 Fiscal Year Annual Research Report
社会調査データを社会学教育に効果的に利用するためのハイパーテキストの開発
Project/Area Number |
06551003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
宇田川 拓雄 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (30142764)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森谷 健 群馬大学, 社会情報学部, 講師 (10230161)
真鍋 一史 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90098385)
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Keywords | 社会調査データ / 社会学教育 / ハイパーテキスト / データ解析 / 大学評価 |
Research Abstract |
1 開発システムの選定 本研究の大きな目的の1つにソフトウエア・プログラムの作成がある。昨今はコンピュータ機材やツール類の進歩が激しく、製作システムの適切な選定は、研究の開始段階では最も重要な作業である。当初、開発システムはUNIX-OSによるワークステーションも考慮の対象としていたが、パソコンの急速な高性能化が実現しつつあること、研究分担者が現に使用していること、ユーザーインターフェイスをかんがみ、最終的にApple社のMacintoshを採用することにした。主要な機材の購入は終わり、現在、習熟の段階である。 2 カリキュラムの検討 ソフトウエア化する内容は、社会調査法教育の授業内容である。できるだけ多くの教員が使えるようにするために、日本の大学における標準的なカリキュラムを作成する。今年度はその準備として、研究分担者が教育プランを持ち寄り、原案を作成した。また、これと平行して、複数の研究協力者から教育経験やアドバイスを提供してもらい、内容が片寄らないよう配慮した。 3 問題点 (1)開発システムの中核であるMacintosh Quadra840AVがリスク型のCPUにバ-ジョンアップしたため、その交換に時間と費用がかかった。それに伴い、ソフトウエアや増設ボードもバ-ジョンアップせざるを得ず、開発の作業に多少遅れを来たした。ただし、この遅れは、CPUの改良によるものなので、残り2年で十分回復できると考えられる。 (2)平成七年一月の阪神大震災により、研究分担者の勤務大学である関西学院大学も被害を受け、開発システムの行選定や研究の遂行に多少の遅れを生じた。幸い、研究分担者自身は怪我もなかったため、これも回復できると考えられる。
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Research Products
(2 results)