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1996 Fiscal Year Annual Research Report

繊維状産業廃棄物からの衝撃緩衝材の開発

Research Project

Project/Area Number 06555194
Research InstitutionKyoto Institute of Technology

Principal Investigator

松尾 達樹  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (40243125)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山根 秀樹  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 講師 (30191365)
西村 太良  京都工芸繊維大学, 地域共同研究センター, 助教授 (30027883)
Keywords古紙 / 緩衝材 / 発泡 / 成形材 / 発泡成形品 / 衝撃吸収エネルギー / みかけ密度
Research Abstract

現在、古紙・繊維の廃棄ならびに緩衝材としての発泡ポリスチレンの廃棄は、環境保全上大きな問題になっている。これらの問題の同時的解決策の一つとして、古紙・繊維から実用性のある緩衝材を作り出す方法を見いだすことを目的としている。古紙破砕物・繊維屑へ水溶性の熱可塑性高分子をバインダーとして配合した多孔性の粒子状成形材を作り、これを発泡成形し、希望の形状を有する緩衝成形品とする。
アクリル・アクリル酸共重合樹脂を殻とする微粒子状発泡剤を古紙破砕物と混合し、約80度で直径約2mmの粒子状に造粒し、この多数の粒子を成形型に投入し、約110度にて発泡成形し、緩衝成形品を得た。
この成形品の見かけ密度は、約50g/m^3で、その圧縮特性から推定される吸収エネルギーは、みかけ密度20g/m^3の発泡ポリスチレンのそれに近い値であった。
ただし、この方法を実用化するには、発泡剤の改良、造粒方法の詳細な検討、量産化技術の開発等による性能(計量性、緩衝吸収エネルギー等)の向上ならびに経済性の改善をを計る必要がある。
そのため樹脂を殻とする微粒子状発泡剤の検討を行ったが、実用化につながるほどの改善効果は得られなかった。
一方繊維状屑からの緩衝材については、組織の集合形態と緩衝特性の関係に関する有用な基礎的知見が得られた。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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