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1994 Fiscal Year Annual Research Report

肥大速度の物理的制御による果実生理応答計測システムに関する開発

Research Project

Project/Area Number 06556005
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

崎山 亮三  東京大学, 農学部, 教授 (70011955)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前田 弘  果実非破壊品質研究所, 代表取締役
河鰭 実之  東京大学, 農学部, 助手 (10234113)
Keywords果実 / 肥大生長 / 生長制御
Research Abstract

ゆっくりした器官生長は組織の成分濃度をしばしば高めたり、組織の肉質を硬くしたりして、青果物の品質に影響することが知られている。本研究の目的は、果実が生長に際して示す圧力を人為的に制御して(制御範囲は果実の示す最大可能圧力以下の範囲ではあるが)、圧力制御が糖濃度の変化など果実の生理学的変化を調査する装置を試作することである。圧力を徐々に下げながら生長を継続させると、結果としてゆっくりとした生長を人為的に行わせることができると考えている。
本年度は、3年計画の第1年次として、(1)まず、必要な計測装置、記録装置等を購入して実験系を組み立て、一方果実圧力制御部分の設計や部品の入手先の検討、加工の方法などについて検討した。(2)向き合った半裁アクリルパイプを徐々に引き離す際に上下に生ずる隙間を柔軟かつ進展性のきわめて小さい資材の検討を行った。同時にアクリルパイプに代わる通気を可能とする資材の検討も行った。(3)来年度に予定する油圧による制御方式についての検討も行った。また、(4)コントローラによってHPIB経由で駆動装置や計測記録装置を制御・監視するためのプログラムをHPBASICで一部作成した。
なお、圧力制御系の試作のためには、既に開発してある圧力検出測定系についても再度検討を加える必要があることがわかり、本年度内にプロトタイプを完成することはできなかった。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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