1994 Fiscal Year Annual Research Report
臨床Vソーシャルワークをおこなう私的相談機関の社会的役割研究とその実戦の効果分析
Project/Area Number |
06610173
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
副田 あけみ 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (60154697)
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Keywords | 臨床ソーシャルワーク / プライベット・ぷラクティス / 嗜癖問題 / アディクション |
Research Abstract |
1 文献研究 「ソーシャルワーカーによるプライベット・プラクティスの実態、論点、意義」を執筆し、社会福祉実戦理論学会の紀要に掲載が決定している。嗜癖問題にたいする臨床ソーシャルワークの援助方法、その効果にかんする文献研究については、現在、論文を執筆中である。 2 実態調査研究 (1)X相談室のクライエント・データの収集 相談室のパーソナル・コンピュータで管理されているクライエントにかんするデータ・ベースから情報を収集する予定であったが、そこに入力されていない情報がかなりあったので、各ケースファイルをもとに、担当のソーシャルワーカーに確認する作業をおこないながら、基本的属性、相談経路、主訴、問題のアセスメント結果、処遇プログラム、関係機関、相談期間などの情報を入力していく作業をおこなった。その結果、1992、1993年のケース約620にかんしては、その作業を終えることができた。引き続き、1994年に来室したケースの情報入力をおこなっている。その作業を終えた後、分析に入る。 (2)X咀嚼問題相談室のグループ・セラピーにかんするデータ収集 ソーシャルスキル・トレーニング(SST)という若年アルコール依存症者・薬物依存症者たちのグループ・セラピーの実際をヴィデオに録画し分析を試みたが、定期的、かつ、継続的なグループ主席者が少なかったため、分析が困難となった。1995年度は、ワイフ・グループ(WG)について試みるつもりである。
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