1995 Fiscal Year Annual Research Report
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06630011
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
佐々木 宏夫 早稲田大学, 商学部, 助教授 (30196175)
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| Keywords | アサインメント問題 / マッチング問題 / 競争均衡 / 分割不可能財 / 整合性 / 協力ゲーム / 離散モデル |
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| Research Abstract |
本研究課題の理論的部分に関しては、平成6年度には以前から続けてきたアサインメント・ゲームのコアの「整合性」等の公理による特徴付けの研究に関して、論文の表現形態等を改善するなどしてこの研究を完成させ、この論文は平成7年に「11.研究発表」欄に記載の通り、学術雑誌に発表された。また、平成7年度には前年に引き続いて両面マッチングモデルの一般化に関する理論的研究を行い、外部性を伴なった場合のマッチングモデルについて論文を完成させ、この論文は「11.研究発表」欄に記載の通り学術雑誌への搭載が予定されている。さらに、両面マッチングモデルにおいて、ただ一方の側のプレイヤーの選好だけに外部性が存在する場合の解の性質等の研究に着手した。また、離散的経済モデルの1つのケースとして、分割不可能財と無限分割可能な貨幣から成る競争経済において、情報の非対称性が存在する場合の均衡の諸性質について研究し、論文にまとめた。
さらに、研究の実証的側面については資料や情報等の収集や把握に努めると同時に、マッチングの構造を持った具体的制度を評価するための諸基準や諸公理の整理と研究に努めた。
このように、研究の理論的側面および実証的側面のいずれにおいても平成8年度の研究につなぐために十分な成果が得られたものと思われる。
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[Publications] HIROO SASAKI: "Consistency and Monotonicity in Assignment Problems" International Journal of Game heory. 24. 373-397 (1995)
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[Publications] 佐々木 宏夫: "情報の偏在と分割不可能財がある経済における均衡の性質と存在条件について" 早稲田商学. 365. 83-130 (1995)
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[Publications] HIROO SASAKI: "Two-Sided Matching Problems with Externalities" Journal of Economic Theory. (掲載予定).
