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1995 Fiscal Year Annual Research Report

東海湖堆積盆地の発生過程と掛川新第三系堆積盆地発達過程との関連性

Research Project

Project/Area Number 06640589
Research InstitutionMeijo University

Principal Investigator

牧野内 猛  名城大学, 理工学部, 助教授 (50131214)

Keywords知多半島 / 常滑層群 / 東海層群 / 東海湖 / 相良層群 / 掛川堆積盆地 / 広域テフラ / 堆積盆地発達史
Research Abstract

(1)知多半島の東海層群のうち,下半部にはさまれる火山灰層の試料を採集し,火山ガラス屈折率の精密測定を行った.それらの屈折率は,Nd=1.495〜1.520の範囲にある.
(2)知多半島の東海層群のうち,上半部にはさまれる火山灰層1枚について,昨年度,フイッション・トラック(F-T)年代測定を行ない,年代値T=4.0±0.3Maを得た.しかし,この値は,層序学的に予想される値とやや異なっていたため,さらに,念入りに,再測定を試みた.その結果,T=3.6±0.2Maという年代値が得られ,この値は確定的と判断した.
(3)知多半島の常滑層群のうち,中部にはさまれる火山灰層1枚について,フイッション・トラック(F-T)年代測定を行ない,年代値T=4.2±0.2Maを得た.
この値は,層序学的に予想される従来の値とほぼ同じであったため,この値は確定的と判断した.
(4)知多半島の常滑層群のうち,下部にはさまれる火山灰層1枚について,フイッション・トラック(F-T)年代測定を行ない,年代値T=3.7±0.6Maを得た.この値は,層序学的に予想される従来の値とは著しく異なっており,検討が必要である.
(5)もし,(4)の年代値が信頼できるものとすれば,知多半島の東海層群の層序・層準・地質構造について,再検討が必要になる.
(6)相良層群と東海層群の火山灰層のなかで互いに対比できるものがあるかどうか,得られた年代値・屈折率を中心にして,岩質・層準なども考慮しつつ検討した結果,対比可能な火山灰層のあることが判明した.現在,鋭意検討中である.

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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