1995 Fiscal Year Annual Research Report
電着cBNクイルのYAGレーザドレッシングに関する研究
Project/Area Number |
06650124
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
田牧 純一 北見工業大学, 工学部, 助教授 (30005516)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 明彦 北見工業大学, 工学部, 助手 (40178025)
北川 武揚 北見工業大学, 工学部, 教授 (40003165)
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Keywords | cBN電着クイル / ダイヤモンド電着クイル / YAGレーザ / ツル-イング / 研削仕上面粗さ / 磁石表面トポグラフィ / 切れ刃密度 / レーザビーム近接量 |
Research Abstract |
本研究課題を最終年度にあたる今年度は,YAGレーザドレッシング/ツル-イングの実用化を念頭においた実験的検討を行った.その結果、以下に示す知見を得ることができた. 1.レーザ出力 ツル-イング効果を得るために必要なレーザ出力を得るために単結晶ダイヤモンドペレットをターゲットとするレーザ照射実験を行った。その結果,平均出力20WのYAGレーザであってもQスイッチパルスを用いることによりツル-イングの可能性を有することが明らかとなった. 2.ルツ-イング/ドレッシング効果を与えるレーザブームスポットの接近位置 平均出力40WのYAGレーザを用いた場合,cBNクイルのツル-イング効果はレーザスポット中心がクイル最外周面に対して40μm離れた位置に達した時点で発現する.一方,ダイヤモンドクイルの場合には、ダイヤモンドの耐熱性がcBNに比べて劣っているためcBNクイルの場合よりも20μmほど離れた位置でツル-イング効果が現れる. 3.レーザ照射後のクイルの研削性能 cBNクイルの場合にはSKD熱処理材の内面プランジ研削実験,ダイヤモンドクイルの場合にはほう珪酸ガラスの溝研削加工実験を行うことによって研削性能に及ぼすYAGレーザツル-イング/ドレッシングの効果を検討した.その結果,いずれの場合にも,YAGレーザ照射によって切れ刃密度のアライメントを施されたクイルはレーザ照射を施さないクイルに比べて良好な仕上面粗さと初期変動の少ない安定した研削性能をもたらすことが確認された.
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[Publications] Jun′chi Tamaki: "YAG Laser-aided Truing of Electroplated Superabrasive Quill" Trends and Innovations in Precision Manufacturing Technologies. 206-209 (1995)
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[Publications] 田牧純一: "電着cBNクイルのYAGレーザツル-イング" 砥粒加工学会誌. 40-2. (1996)